Twitterでラブプラスというゲームの存在を知りました。
meibowjingさんが非常に楽しそうにしていたので絡んでみると、いつの間にか買って体験する流れになってしまいました。
大きな流れにあがらい切れず、気がついたら有楽町のビックカメラでDS Liteとともに購入していました。
なお、有楽町のビックカメラで売っているという事実もTwitterで皆様に教えて頂きました。
■ プレイしてみる
早速、ラブプラスをプレイしました。
その結果、ラブプラスはマーケティングの原理原則そのものであるという事実を思い知らされました。
断言しまう。ラプブラスをするとマーケティングセンスは高まります。
■ 全方位戦略
マーケティングにおいて、八方美人となってしまう全方位戦略はタブーです。
ラブプラスをプレイする前から、ターゲットを絞ることが得であろうというのは予想していました。
マーケティング用語で言うとターゲティングです。
しかし、家弓のパーソナイティとして皆に良い顔をしたくなってしまい、読書、スポーツ、アルバイトの3女性全員にアプローチし続けました。
3人全員に誠実にメールを送り続けました。
皆に対して気を引く行動を続けました。
思わせぶりは行動を3人それぞれに対して行ってみるわけです。
家弓の名誉のために書いておきますが、あまりよろしくない行動であるとちゃんと認識しながらゲームをしていました。
帰りに3人の女性がいるわけですよ。
女の子と見れば、一緒に帰ろう。
登校も、女の子がいれば「一緒に行こう」と。
でも、突然他の女の子が来ちゃったりする。
そういうのもありました。
ちょっとハラハラしましたね。
色々アプローチをしていくと、ポイントがドンドン上昇していきます。
80日目ぐらいでアルバイト先の寧々さんに告白されました。
しかし、どうせなら3人全員に告白させたいと思い、断りました。
ラブプラスの世界では自分からは告白できず、女の子に告白させる方向へと持って行く必要があります。
一つのゲーム内で3人に告白させようと思っていたわけです。
全て揃えたいと思うのが人情ではないでしょうか。
しかし、大きな落とし穴がありました。
見落としていたのですが、実は与えられているリソースは100日でした。
ラブプラスの世界では登場人物は高校生ですが、100日経過すると高校を卒業してしまうようです。
「好きだったけど、残念でした、さようなら」のような感じの事を女の子に言われます。
愕然としました。
聞いてないよと。。。
説明書をちゃんと読まない家弓が悪いわけですが。
環境の理解不足でした。
不十分な環境分析といえます。
いや、本当に。
■ リソース配分
マーケティングにおいて全方位戦略がタブーとされるのは、リソースが分散してしまい、どれも中途半端となってしまうためです。
経営にしてみると、人・モノ・金・時間です。
ラブプラスでは100日という限られたリソースを浪費してしまった形です。
まさにマーケティング理論です。
家弓がいつも教授として教えている内容のはずですが、最初の一回は全方位戦略を行って失敗した形になりました。
均等配分をしていると、成果が得にくく、告白がさせにくいということを思い知らされました。
マーケティングでいうと、全方位でそれぞれちょっとだけ手応えが出ている段階とでもいいましょうか。
撤退障壁が出来ている状態です。
障壁の原因は顧客を絞りきれていないことです。
アブ蜂とらずです。
欲を出してはいけないですね。
良く言う「選択と集中をしろ」ということです。
■ 選択と集中
次のプレイでは、オーソドクスにマーケティング理論の定石通り、ターゲットを絞りました。
アルバイトで一緒の寧々さんにロックオン。
何があろうと、他の人の誘いは徹底的に断ります。
本好きの図書委員の後輩の一年生とは関わらずに図書委員活動を一切やらず、部活にも行きません。
ひたすら毎日アルバイトに行き続けます。
そうすると、60日ぐらいで寧々さんからの告白が出ます。
20日短縮できました。
限りあるリソースは集中すべしということです。
孫氏の兵法、ランチェスター戦略がラブプラスの設定に反映されています。
そして、交際がスタートします。
■ 顧客満足度
交際スタートでフェーズ1は終了してフェーズ2へと行きます。
そこから先は他の女性の存在はなくなります。
寧々さんとどうなるか、それが全てです。
彼女の機嫌を損ねないように、デートを重ねます。
リテンション戦略です。
顧客維持戦略です。
顧客満足を維持しながらリテンションをはかります。
家弓の予測では、顧客満足度を高めることによって、寧々さんの対応が良くなっていくのではないかと思いました。
ちゅーが出来たり、膝枕が出来たりでしょうか。
ちゅーは告白されたらいきなりですよ!
リアルでこんなのあり得ないと思いながらプレイしてました。
なお、膝枕まではまだ至っていません。
膝枕をマーケティング的に考えると、まさにリピートで大型案件受注が得られるのと同じ世界です。
第二フェーズを全体的に考えると、まさにKPI(Key Performance Index,成果指標)管理が必要といえます。
途中経過と目標である膝枕へといたるまでのIndexを考えるわけです。
ただ、非常に難しいのは、交際と同時にちゅーを達成してしまうと、何をIndexにすべきなんでしょうか?
■ 続く
次へと続きます。
まだ未知の世界が広がっていそうです。
株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦
コメント
コメント一覧
先生にかかると“恋愛はマーケティング”ですね(笑
早く先生が膝枕をしてもらえることを祈っております(爆
是非是非、お試しください。(^^)
Kay
おっと、DSではなくてDSlite・・・。liteとちゃんとつけないとダメなのですね?ビッグカメラへはお一人で?DSを選んでる場面、説明書を読んでる場面、プレイしてる場面、どれをとってみてもキ○イんですけど・・・。評価ですがある意味最低、ある意味最高。かなりドン引きさせていただきました。またお洒落なお話で引き戻してくださいませ。
コメントありがとうございます。
そうです。一人で買いに行き、一人で選び、
一人で開封、一人でプレイ、、、です。汗
「ある意味最低、ある意味最高」
これは、高い評価と前向きに捉える事にします。
今後も精進させていただきます!
ありがとうございました。
Kay