ゴルフにハマってます。
ゴルフ歴自体は長いのですが、昨年、突然やる気になって、
知人を誘ってはゴルフ場に通っております。

最近は、真面目にゴルフの戦略を考えるようになりました。
そうするとですね、、、
なんだかマーケティングに通ずるものがあるような気がしてきたんですよ。

そこで、マーケティング視点から、ゴルフの戦略を考えてみます。


マーケティング戦略構築の基本プロセスは、

 (1)環境分析
 (2)基本戦略構築
 (3)マーケティング施策立案

シンプルに考えれば、この3ステップが基本となります。


で、ゴルフの戦略構築プロセスに当てはめてみると、、、


(1)環境分析

■ 顧客分析(コース分析)

一般にマーケティングの原点は顧客にあります。
しかし、ゴルフの場合、基本は一人のスポーツですから、
対象とする相手は「コース」ということになりそうです。

次はどんなホールなのか?
フェアウェイの広さは?バンカーの配置は?グリーンの位置は?

まず、しっかりコースの全体像、詳細を頭に入れることがスタートですね。

■ 自社分析(自己分析)

マーケティングでは、自社のリソース分析を行います。
そして、自社の強みや弱みを明確にして戦略を立てることになります。

ゴルフでも全く同じですね。
自分の得意なクラブは?弾道はスライス系か?フック系か?

まずは、自分のクセを知った上で、戦略を組み立てますよね。

■ 競合分析

通常、マーケティングでは競合分析を行いますが、
ゴルフには競合分析がありません。
敢えて、誰と戦っているかと言われれば、
「自分」ということになるのでしょうが、、、

ということで、競合分析は省略!


(2)戦略構築

まず、ティーグラウンドに立ちます。
その時、何を考えていますか?

多くの場合、「ドライバー、うまく飛んでくれるかな?」
なんて考えているんじゃないでしょうか?
いや、私がそうなんですけどね、、、汗

でも、マーケティング視点に立てば、
ドライバーのことだけを考えていてはダメなんです。

マーケティング上の戦略と言えば、
「ターゲット」「ポジション」ですよね。

ゴルフでいえば、このコース全体を頭の中でイメージして、
「1打目をどこに落とすか?そして2打目をどう打つか?」
といった先のことを見越して、ティーグラウンドに入らなければいけませんね。

いやぁ、このあたりから、全く出来ていない自分に気がつくのでした。
何と言っても、ドライバーは遠くに飛ばしたいという欲求にかられます。
狭いフェアウェイでも、常にフルスイングで、結果は林の中に、、、(泣)
私の場合、少なくともゴルフでは明らかに戦略思考が足りないようです。


(3)施策立案

マーケティング上で施策と言えば、
4Pと言われる「マーケティングミックス」で構成されます。
これらのマーケティング施策は、戦略構築で明確になった目標を
具現化するための打ち手です。

ゴルフでも、上記の戦略構築で、まず1打目の落とし所が
目標として設定されていますから、そのためにやるべきことを明確にします。

「クラブ選択」、「アドレス設定」、「スイング」、「ヘッドスピード」
などなど、具体的に目標とする場所にボールを落とすための打ち手を考えます。

ま、実際に打つ前に行う「素振り」は、
マーケティングのシミュレーションをやっているようなものですかね?

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とまぁ、ゴルフをやるにも、いろいろ頭を使いますね。
しかし、マーケティングを学べばゴルフが上手くなるかどうかは、、、?

しかしならが、私ももう少し頭を使ったゴルフをやってみたいものです。(反省)



株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦
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