■ 珍しい名前は「武器」である
私の名前は「家弓」と書いて、「かゆみ」と読みます。
ま、非常に珍しい名前ですが、多くのメリットに恵まれていると実感します。
最大のメリットは、何と言っても「ヒトに覚えてもらえる」ことですよね。
つまり、自分の特徴を徹底的に活用して、相手に印象づけることは、
どんなビジネスシーンでもとても大切だと思うのです。
ということで、私の場合、初対面の方には、必ずと言ってよいほど、
「珍しいお名前ですよね?どちらのご出身ですか?」
と聞かれます。
ま、これはもうお約束みたいなもので、
この名前と出身の話で、5分や10分は盛り上がります。
最初のアイスブレイクとしては最適です。
珍しい名前をネタとして、覚えてもらえて、
アイスブレイクにもなって、親近感を持ってもらえる、、、
いわば、名前は私の「武器のひとつ」であるわけで、
こんな「珍しい名前」に、感謝!感謝!です。
■ デメリットもあるけれど、、、
しかし、逆にデメリットもあるわけで、、、
「かゆみ」という名前は、音としては聞き取りにくいらしく、
電話口で「家弓」と名乗っても、
先方「は?」
家弓「かゆみです」
先方「かやみさんですか?」
家弓「いや、か・ゆ・みです」
先方「は・ゆ・みさん?」
家弓「あの、家と言う字に、弓矢の弓と書いて、かゆみです」
なんて会話がこれまで何度交わされたかわかりません。
また、そもそも家弓って「重箱読み」なわけですよ。
ヒトの姓って、音読みか訓読みのものが圧倒的に多いんですね。
だから、
「いえゆみ」か「やゆみ」と読まれることがほとんどです。
最近は、もう実害がない限り「いえゆみ」さんになりきってしまいます。笑
長きにわたって、この名前と付き合っていますが、
名前に関しては、様々なエピソードがありました。
【Episode1】 家弓さんって、鹿児島出身ですか?
もともと、家弓の姓は鹿児島に見られるようで、
私のルーツもそこと聞いています。
しかし、私は鹿児島に足を踏み入れたことがありません。
仕事では、かなり多くの地に行っていますが、
行ったことのない数少ない都道府県と言えそうです。
ある企業で研修講師をやっていた時のこと。
突然、ひとりの受講生の方から、
「家弓さんって、鹿児島出身ですか?」
と尋ねられました。
その方は、ちょっと前まで鹿児島に赴任されていたとのことで、
「角のパン屋が家弓さんだったんですよ!」とのこと。
そ、そんなこと言われても困っちゃいますけど、、、
しかし、おかげさまでそんな話が盛り上がって、
なんとなく親近感を持っていただけたのでした。
【Episode2】 家弓がもう一人いると、、、
実は、大学のゼミに家弓という後輩が入ってきました。
いやぁ、驚きましたね。
何と言っても、家族以外で家弓と名乗る人間に会ったことがないもので。
でも、それは彼にとっても同じことですよね。
教授「じゃ、家弓君どう思う?」
なんて尋ねられたら、二人ともほぼ同時に、
家弓×2「はい!それはですね、、、」
なんて答えていました。
家弓と呼ばれれば、間違いなくそれは自分のことだと確信していましたから。
ま、別にだから実害があるわけではないのですが、、、
【Episode3】 家弓さん、知ってます。。。
これは、共同オフィスに入っていた某社で起きた出来事。
その会社とは、ちょっと仕事の付き合いがあって、
そのスタッフ同士で話をしていたそうで、、、
話の流れで、
「それは家弓さんに頼めばいいじゃん、、、」
なんて会話がなされていたようです。
その瞬間、ちょっと離れていた別の会社のスタッフから、
「えっ?家弓さん、ご存知ですか?」
といきなり会話に乱入。
たまたまその方もよく存じ上げている方で、
そこから一緒に酒を飲みに行こうと言う企画が持ち上がり、
突然、私のところに飲み会の連絡が来たのでした。
これが、「鈴木さん」や「佐藤さん」だったら、
その飲み会は開催されなかったことでしょう。
おかげさまで、旧交を温める素晴らしいきっかけになったのでした。
【Episode4】 電車の中で、、、
これも私の昔のクライアントから聞いた話、、、
電車のなかで座りながら、手帳のスケジュール確認をしていた時の話。
予定の中に「家弓」と大きな字で書いてあったそうです。
そしたら、隣に座っていた男性から、
「おやっ、あなたも家弓さんをご存知ですか!」
といきなり声をかけられ、
「いや、どういうお付き合いですか?」
とか、
「私の会社にコンサルに入っていただいたんですよ」
とか、そこから2人は長い帰路を仲良く話に花が咲いたとか、咲かないとか、、、
【Episode5】 お宅のカーテンが、、、
以前、藤沢の一軒家に住んでいました。
その後、引っ越して現在都内に住んでいるんですが、
まだ、藤沢の家はそのままにして、とりあえず生活拠点は都内に移って、
数日たったころ、突然、会社に電話がかかってきたんです。
相手「あのぅ〜、藤沢の隣に住む○○と申しますが、、、」
家弓「あっ、どうかなさいましたか?」
相手「差し出がましいようですが、お宅の窓が開いています。
カーテンがヒラヒラしていて、ちょっと不用心かと、、、」
よく話を聞くと、私の連絡先がわからないものの、
「家弓」なんて名前はそういないだろうから、
インターネットで検索したら一発で出てきたとのこと。
あわてて藤沢に窓を閉めに行きました。汗
■ 皆さんは「武器」を持っていますか?
珍しい名前には、メリットデメリットありますが、
いろいろ思い返してみると、良い話ばかりですね。
私の場合、たまたま珍しい名前で、それが自分のブランディングに役立っています。
でも、結局誰もが、自分を語る「ブランド」を持てば良いわけで、
それは「ブログ名」でも、オンラインでの「アカウント名」でもいいはずです。
ブランドは一朝一夕には構築できませんが、
じっくり取り組み続ければ、強力な武器に育ってくれると思うのです。
自分のブランドと特徴を語る「武器」を持ちませんか?
でも、、、
たまに「悪いことはできませんよ〜」なんてニヤッと笑われると、
ヒヤッとすることがないわけではありません、、、
株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦
Twitter : http://twitter.com/Kayumi
Tumblr : http://kayumi.tumblr.com/
コメント
コメント一覧
あ、課長007ぢゃないですよw
そんなことを調べる子供だったんですね!(笑)
でも、課長の場合、すっかり課長ブランドが確立しているでしょう!
もう本名を忘れるぐらい、、、爆
Kay