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昨日は、あるお客さまからの相談を受けてきました。
内容は、プロモーション施策のテストトライアルを行い、
その効果測定によって、最適なプロモーション施策を立案したいとのこと。
とてもオーソドックスな考え方ですが、
意外と「効果測定」にしっかり投資をするお会社って少ないんですよ。
そのお会社で検討されていたのは「クーポン」なのですが、
対象顧客 × クーポンタイプ × 告知媒体
といった組み合わせで、全9タイプの施策を展開する計画です。
クーポンの発行回数、割引率、メール/郵送などを変えて、
その後の継続購入の実績を3か月ほどトレースする計画です。
そして、その結果を定量的に見極めて、最適なクーポンスキームを見出したいとのこと。
とても論理的、科学的で素晴らしいですね。
効果測定については、以前、こんな経験があります。
懇意にしていたクライアントから突然の電話。
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お客様 「家弓さん、広告効果測定をお願いしたいんですが、、、」
家弓 「もちろん、喜んでお引き受けしますよ!」
お客様 「あー、良かった」
家弓 「で、その広告の目的、目標は何ですか?」
お客様 「いや、そのあたり、ちょっと曖昧なんです。」
家弓 「じゃぁ、戦略目標からしっかり明確化する必要がありますね。
で、いつ頃広告を打つんでしょうか?」
お客様 「いや、実はもう打っちゃったんです」
家弓 「・・・(絶句)・・・」
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いや、戦略目標も不明確なまま、広告を展開してしまい、
それからあわてて効果測定を手配する。
ちょっと順序が違いますね。
まさに今、100年に一度の大不況と言われ、各社予算は削られています。
だからこそ、むやみに投資はできない。
本当に有効な施策に集中投資する必要があるわけです。
そのためには、日頃から投資効果を測定しながら、
真に有効な打ち手を見極めておくことが強く求められていると言えそうです。
真に効果を高めるためには、
(1)「プランA」と「プランB」を同時に実施
(2)効果測定
、、、、「プランA」のほうが有効だったとして、
(3)今度は「プランA」と「プランC」を実施
(4)効果測定
以上のトーナメント方式の手順を繰り返すことで、
より良い施策を模索し続ける努力が必要なんです。
皆さんも、一度真剣に「効果測定」に取り組んでみましょうよ。
継続的な取り組みは、必ず成果につながるはずです。
もちろん、無料でご相談をお受けしますから!、、、(^^)
株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦
コメント
コメント一覧
年間数億円のお金を投資しながらも、来られた数と来られた方の半分が“コア層”として定義され、その数を折れ線グラフでただじーっと見ているだけでしたね。。。
業者からすればオイシイ客だったと思います。
じゃあ、その数値から何か新たな打ち手を講じるのか?というと特段そういうことはしない。
こうなると、効果測定の前に「どうやったら有効な施策といえるのか?」という学習が真剣に必要であり、その結果として“検証”するために先生のところに効果測定などお願いする・・・といった流れにしないといけませんね。
テレビCMなどのマス広告の“効果測定”や“費用対効果”などはもっと難しいのでしょうが。。。
一回、効果測定をすればよいというのではなく、継続的に繰り返すことで、
各種施策の効果についてのナレッジが蓄積されていくと思うのです。
マスも同じだと思いますよ。
Kay
悲しいことではあるんですが・・・(苦笑)。
ぬはは、そうですね。(^^)
でも、時代の趨勢として、
投資対効果が求められるのは免れませんよ。
ハラ、決めちゃってください。(^^)
Kay