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そもそもこの「ビジュアルシンキング」というテーマを
研究してみようと思ったのは、シナプスでの会議では、
ホワイトボードを徹底的に使いこなすことを
推奨・徹底していたことに発端があります。

そして、過日「家弓正彦の仕事塾」にて、本テーマで講演をさせていただいたのでした。


振り返ってみれば、ミーティングにて「なせホワイトボードを使うのか?」
自問自答すると、「思考の生産性が高まる」からだと私自身が感じていたんですね。

じゃ、もう少しその生産性向上のメカニズム明らかにしよう!
と思い立ったのでした。

ということで、今回はビジュアルシンキングについて、
シリーズで取りまとめたいと思います。


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■ ビジュアライズ(可視化)の効果

そもそもビジュアルイズって何だろう?

私が、一つのテーマを考えるとき、
必ずこのような根元的なところから考え始めます。

頭の中で考える(Think)のではなく、話す(Talk)だけでもない。。。
ま、動詞で考えるなら「書く(Wright)」ということになるでしょうね。

では、書くことによって、どんな効果が得られるんですかね?
そこで、ThinkやTalkと決定的に違うのは、「保存性」だと思うのです。


■ 保存効果

ThinkもTalkも、消えていく情報。
考えるという作業は、その保存効果によって
生産性を上げることになると思うのです。

保存性があると、ヒトは「記憶しなければならない」という
ストレスから解放されることになります。
そこに、脳の働きを助ける効果が生まれると思うのです。


■ 物理化

視覚化するということは、情報が「物理化」するということを意味します。

この物理化によって、情報処理の「トライアル」が容易になる。(トライアル効果)
さらに、感覚でとらえることが可能となります。(知覚効果)

これらの2つのビジュアライズの特性によって、
脳の働きを支援することになり、生産性は確実に高まっていくと思うのです。

この2つの効果を様々な思考の局面でどのように生産性を高めることに
つながっていくのかを考えてみました。


■ 思考プロセスのモデル

考えるという作業にも、様々なタイプのものがあると思いますが、
ここでは、私がもっとも多く用いる思考パターンをベースとすることにしました。

 発想 −> 構造化 −> 精緻化 −> 評価・意志決定

という流れです。

この流れに沿って、ビジュアライズがどのように生産性向上に
貢献できるのかを紐解いていきたいと思います。


以降、シリーズでビジュアルシンキングを考えていきます。
次回は、まず「発想プロセス」についてまとめてみたいと思います。
お楽しみに、、、


株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦


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