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これまでのブログで、問題解決の構造を3ステップで考えてきました。
 (1)問題点の特定
 (2)その原因探索
 (3)解決策の立案

これまでのプロセスをとりまとめると、、、

(1)問題点の特定
まず、問題点は「結果」で特定します。
【御参照】→ http://kayumi.jp/archives/635928.html

(2)その原因探索
そして、次に必要なことは、
解決のために「メス」を入れる患部となる「問題の原因」を特定する。
原因は一つではありませんから、まず因果構造を明確にして、
その中で有効性の視点からプライオリティをつけます。
【ご参照】→ http://kayumi.jp/archives/637144.html

そして、今回は最後の(3)解決策立案について考えてみます。


■ 解決策は無数に存在する

そうなんです。
問題の原因を取り払うための解決策は無数に存在します。
まずは、打ち手として考えられるモノを徹底列挙することが必要ですね。
いわゆる「アイディアジェネレーション」のプロセスです。

このための手法としてはブレインストーミングが有名ですよね。
ブレストの基本ルールは、
 ・質より量(思いつきでもとにかく洗い出し)
 ・批判禁止(ヒトの意見を批判しない)
 ・自由奔放(制約にとらわれない)
 ・便乗歓迎(ヒトのアイディアに便乗する)
というものです。

ある程度アイディアが出てきたら、ロジックツリーマインドマップなどで
整理しながら、さらにアイディア出しをすると網羅性が高まりますね。


■ 解決可能性を検証する

ここで出されたアイディアは思いつきも含まれますから、
必ずしも問題解決の可能性が高いものばかりではありません。

したがって、その効果を検証することが必要となります。
そのための思考パターンとして、
 ・演繹法
 ・帰納法
があるわけです。

これは、詳細は「仮説構築の技術」で述べましたから、
詳細はそちらをご参照ください。

【御参照】
「仮説構築の技術(6) 〜思考プロセス「演繹法」「帰納法」
 → http://kayumi.jp/archives/592317.html
「仮説構築の技術(7) 〜「演繹法」の本質を知る
 → http://kayumi.jp/archives/592345.html
「仮説構築の技術(8) 〜「帰納法」の本質を知る
 → http://kayumi.jp/archives/593774.html


■ 施策のプライオリティづけと実施プラン

そういった検証プロセスを経て、施策案にプライオリティをつけ、
効果有効性、速攻性、予算、実行可能性、その他、、、
様々な視点から、実際に実行に移すべき施策を絞り込みます。

そこから、具体的なタスク分解、スケジューリング、担当役割分担
などを明確にして、実施プランに落とし込んでいくことになります。

■ 実施のマネジメント

実行フェーズに入ったら、いわゆる「PDCAマネジメントサイクル」を回して、
その進捗をマネジメントしていくことが必要ですね。
想定していなかった障害なども発見されることが多いですから、
このマネジメントサイクルがうまく回っていないと、
問題解決は暗礁に乗り上げることが多いようです。


「問題解決」について、全3回でお話してきましたが、
これらのスキルは、ビジネスの中で誰しもが必要とされるものです。
一度、セオリー通りに取り組んでみてはいかがでしょうか?


株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦

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問題解決にはコツがあります。
 問題発見
  → 原因探索
  → プライオリティづけ
  → 解決策立案

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