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前回のブログで、問題解決の構造を3ステップで考えました。

 (1)問題点の特定
 (2)その原因探索
 (3)解決策の立案

今回は、このうち(2)その原因探索についてお話したいと思います。


まず、問題点は「結果」で特定します。
このあたりは、前回お話しした通り、、、
【御参照】→ http://kayumi.jp/archives/635928.html

で、そもそもの目的は、「問題を解決すること」ですから、
次に必要なことは、解決のために「メス」を入れる患部を特定することですね。


■ 原因と結果の関係

問題が生じている「結果部分」には、必ず原因があるはずです。
メスを入れるべき患部は、この「原因部分」ですよね?

<結果にメスを入れている事例>

現象「社員の退職が続いている」
 ↓
対策「なんとか、辞めないように説得する」

まさに、結果にメスを入れている「対症療法的な打ち手」ですよね。
次から次へと「辞めたい」という社員は続き、
次から次へと「説得」に走りつづけなければならい。

そんな不毛なマラソンを続けられますか?(^^)


<原因にメスを入れる発想>

現象「社員の退職が続いている」
 ↓
分析「退職の理由を明確化する」
 ↓
原因「不透明な評価制度に不満」
 ↓
対策「評価制度の見直し」

といった具合に、まずは原因を特定し、その患部に対して、
メスを入れることが必要となるはずです。


■ 患部のプライオリティづけ

原因を特定すると言っても、実は「原因/結果の関係」は複雑です。
当然、ひとつの結果がひとつの原因から引き起こされているとは限らず、
また、「鶏と卵の関係」のように、循環していることもあるでしょう。

重要なのは、まずその因果構造をわかりやすく整理することですね。

そして、その原因となっている要因のなかで、
「まず、どこにメスを入れるべきか?」というプライオリティをつけることが重要です。

一概に「プライオリティ」と言っても、その評価基準は様々です。
「即効性」、「インパクト」、「カネがかからない」、「導入しやすい」、、、
実は、この評価のモノサシを決めることが大切で、
そして最も難しいポイントだと思うのです。

しかし、原因の特定のしかた、その複雑な構造をわかりやすく表現する方法、
さらには、有効な対策の立案方法など、さらに難しいことはたくさんあるのですが、
まずは、この原因特定とプライオリティづけについて、
しっかり意識してくださいね。


なかなかブログ上だけではお話ししきれないのがもどかしいのですが、
今回は、ここまで。。。(^^;

次回は、「解決策立案」について、お話しますね。


株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦

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問題解決にはコツがあります。
 問題発見
  → 原因探索
  → プライオリティづけ
  → 解決策立案

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