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100年に1度の大不況、、、
いや、最近は誰と話をしていても、
「不景気ですねぇ」という暗い話題、、、
100年に1度とは、1929年の世界恐慌以来の、、、
という意味合いが含まれているんでしょうかねぇ。
そんな話題が続くと、ちょっと辟易としてしまいますが、
そんな話題から入ってしまっている自分に気が付き、
ちょっと自己嫌悪。。。
どうせなら、そんな話題もマーケティング的に分析してしまおう、、、
ということで、「弁当男子」、、、
実は、これは弊社メンバーが書き綴っているマーケティングブログでも、
すでに話題として取り上げていたのですが、、、敢えてもう一度!
「弁当男子」とは文字通り昼食として自分で弁当を作り、
持参をする独身男性のこと、、、
その心理をひも解くと、昨今のエコブーム、健康ブームが背景にありそうです。
しかし、何と言っても、消費者は、不景気を肌で感じ取ってしまうと、
消費行動が地味になっていくんですね〜。
弁当持参によって、少しでも経済的な負担を減らそうという心理。
弁当を自分で作るという行動は、
それがひとつの趣味とも捉える事ができますが、
「節約」というきっかけがあったことも否定できないでしょう。
「節約」という風潮が、大きく影響すると思われるのが「娯楽消費」。
まず、娯楽としては何と言っても「お酒」、、、
ん?「何と言っても」なんて言っているのは、私だけですかね?
そもそも若年の間では、お酒を飲まない人も増えているとか、、、
「遊び方」として、すぐにお酒を連想してしまうこと自体が
すでに時代遅れでしょうか?とほほ、、、
しかし、そんな若年層の「お酒の飲み方」として、
「宅飲み」という言葉もあるようです。
文字通り、自宅でお酒を飲むこと。
もちろんほとりで飲むことを指しているのではなく、
友人たちと飲むときに「自宅」をチョイスするそうで、、、
いつもそうだと、なんだか味気ないなぁ。。。
そんななかで、「ワンマイル族」という言葉を聞きました。
自宅から半径ワンマイルの範囲でしか活動しない人々。
ほとんどの生活や消費活動をそこで澄ませてしまうそうです。
これは、特に若年層を中心に増えているようです。
まさに「宅飲み」はワンマイル消費の象徴ですね!
デートも自宅で、、、というのが増えているそうですね。
ま、2人だけの空間を確保する意味では、理想的かもしれませんが、、、
そうすると、自宅では何しているのでしょうか?
ゲーム?DVD?PC?
想像を絶しているので、もう少しヒアリングしてみます。
しかし、すべてを今回の大不況とつなげて考えるには無理がありそうです。
任天堂のWiiなどはすでに今回の大不況前からヒットとなっています。
そのヒットの背景には、不況とは関係なく、
すでにワンマイル消費の傾向があらわれていたのかもしれません。
ということで、そもそも育ってきた環境が異なることに
起因しているのでしょうね。
そこで、「コーホート分析」という考え方で分析してみると面白いと思うのです。
コーホートとは、時代、年代、世代という3つの軸で
顧客をセグメント化して考える分析視点です。
時代:まさに今直面している大不況は時代の環境ですよね。
年代:独身世代は、食生活が乱れやすい、そんな背景があるはずです。
世代:成長過程でバブルを経験せず、低成長期に思春期を迎えた世代は、
派手な消費を知らない、、、
そんな背景がワンマイル消費を若年男性にもたらし、
弁当男子を生みだしたと考えられそうです。
ま、そんななかでも、その消費傾向をしっかり掴んで、
成長を遂げている企業があるのは、以前のブログでも書いたとおりです。
企業は、どんな不景気であろうとも、
そこに市場機会を見出す努力を惜しんではならないということですね。
敢えて、自分へのメッセージとして、、、(笑)
株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦
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