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本投稿は、「家弓正彦の仕事塾Vol.5」でお話した内容を
サマライズしています。
その時の状況は、弊社公式ブログマーケティングブログで
ご紹介していますので、そちらもご覧下さいませ。。。
さて、本題、、、
■ 仮説の定義
一応、私なりに仮説を定義してみると、、、
「未知の事象に対して、ある程度の根拠をもって、確からしいと思われる洞察」
思考プロセスには、「積上げ思考」と「仮説思考」があると思うんですよ。
・現在 ←→ 将来
現在から、その延長線を引いて将来を考えるのが積上げ思考。
そして、まず将来を仮定して、それを現在に引き戻して考えるのが仮説思考。
・現状 ←→ 目標
・調査 ←→ 結論
その他、目標から現状に引き戻したり、結論から調査を企画するのも、
みな仮説に基づいた考え方だと思うのです。
■ 思い込みとの違い
では、「思い込み」とはどのように異なるのでしょうか?
まず自分の思い込みは、それを「正しいと信じ切ってしまっている」のでは?
それに対し、仮説は「あくまで検証が必要だと思ってい状態」だと言えそうです。
また、思い込みには明確な根拠が示せないようです。
「俺の経験では、、」とか「俺の直感では、、、」なんていうセリフは、
根拠とは言えませんよね。
さらに、決定的な違いは、
思い込みの場合、他の可能性を無視してしまう傾向が強いようです。
仮説思考とは、全体感をしっかり持っていて、
まず可能性としては、どのようなことが考えられるか?という発想ができます。
■ 仮説思考における最も重要なルール
これは何と言っても「Quick & Dirty」に尽きますね。
素早く、かつザックリあたりをつける、、、と言うかんじ。
前回、「生産性とはスピードと精度である」とお話ししましたが、
ここで、敢えて「スピード>精度」と考えたいところです。
ここで躓く方が多いようです。
ついもう少し情報を集めて、精度を上げたい、、、
気持ちはわかるんですが、それではスピードが上がらず、
結果的にトータルとしての生産性を犠牲にすることになります。
【御参照】前回の記事「仮説構築の技術(1)」
http://kayumi.jp/archives/574695.html
これは、後ほどお話しますが、精度を犠牲にしても、ますはスピード重視。
精度は、その後ブラッシュアップするプロセスで高めていけば良いんです。
と、、、今日はちょっと短いですが、ここまで。
次回以降は、具体的な仮説を考える手法をご紹介していきます。
・仮説構築の技術(9) 〜 総括まとめ 2009年03月30日
・仮説構築の技術(8) 〜「帰納法」の本質を知る 2009年03月27日
・仮説構築の技術(7) 〜「演繹法」の本質を知る 2009年03月26日
・仮説構築の技術(6) 〜思考プロセス「演繹法」「帰納法」 2009年03月25日
・仮説構築の技術(5) 〜思い込み回避の俯瞰思考 2009年03月24日
・仮説構築の技術(4) 〜フェルミ推定による定量的推論 2009年03月20日
・仮説構築の技術(3) 〜見えない将来を予測できるか? 2009年03月19日
・仮説構築の技術(2) 〜そもそも仮説とは何か? 2009年03月17日
・仮説構築の技術(1) 〜なぜ仮説思考が必要か?〜 2009年03月13日
株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦
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