「7割主義」で行こう!
前述のとおり、論理は説得力、納得感をもたらすには重要です。
しかし、プレゼンの目的は、相手を言い負かすような、
水も漏らさぬ論理を完成させることではないですよね。
あくまで結果として受け手に7〜8割がたの納得感を
与えることができれば、プレゼンとしては成功です。
そこで私は「7割主義」を提案します。
「7割主義」とは、完璧な論理より、プレゼンのわかりやすさ、
インパクトを重要視する考え方です。
「彼の主張は、論理には多少のヌケはあるが、概ね納得できる」、、、
受け手にそんな印象を与えることがカギです。
マジックナンバー“3”
そのためには、いくつかの情報を列挙する場合、
重要なポイントを3つ程度に絞ることが望ましいでしょう。
論理を完璧なものにしようとか、
言いたいことをすべて言い尽くそうとか考えてしまうと、
むやみに情報を詰め込み過ぎてしまいます。
しかし、それがプレゼン効果としてはマイナスに働くことが多いのです。
重要な伝えたいポイントは、3つに絞る
それによって
「理解しやすく」、かつ「印象に残りやすい」
プレゼンとなります。
一般に企業の広告やプロモーションなどに目を向けてみても
「わが社の3つの特徴」のように訴求ポイントを
3つに絞っている事例が非常に多いことに気付くはずです。
経験則として、3という数字にはパワーを持っている
ということを多くの方が感じているわけです。
以前の記事で、
「作り上げたスケルトンに対して、ロジックチェックをしよう」
とお話しました。
正確にチェックをすればするほど、根拠情報はたくさん挙がってきます。
しかし、それらすべてをプレゼンで語るのではなく、
そのうち最も重要な情報を3つに絞る、、、
そんな作業をイメージしていただくと良いと思います。
株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦
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