プレゼンストーリーを考える作業アプローチ
今日は第一ステップの「情報のたな卸し」について解説します。
Step1は「情報のたな卸し」、
つまり相手に伝えたいメッセージを徹底的に洗出すことからスタートします。
ポイントは、とにかく「全てを書き出す」ことです。
頭の中に浮かんでくる「言いたい事」、「伝えたい事」を全て出しきりましょう。
ここではストーリーや情報の重要性などを気にせず、
とにかく言いたい事、伝えたほうが良いと思われることは全てアウトプットし、
可視化してみるのです。
プレゼンの内容を検討する際、
まず紙に書くと言う作業からスタートする方は多いのですが、
その際、ほとんどの方が情報の選別、整理、順序などを考えているようです。
しかし、まだ全体のストーリーが出来ていないので、
この段階で情報の必要性や重要性を判断する必要はありません。
情報を選別・整理したり、順序を考えたりするのは、
その後の作業に委ねているので、
ここではひたすら伝えたい情報を絞り出すことに専念すれば良いのです。
その際、ツールとしては、パソコン、紙とペン、
あるいはホワイトボードなどを使うことができるでしょう。
これは好みもあるので、一概にどれが良いとは言えませんが、
まだ頭の中が十分整理できていないときは「紙に書き出す」方法が便利だと思います。

私の場合、コピーの裏紙を半分に切ったA5サイズの用紙(カード)や
7cm×7cmの付箋をたっぷり用意します。
そこに「相手に伝えたいこと(メッセージ)」を書きなぐり続けるわけです。
ただ、ここで重要なコツが2つあります。ひとつめはアウトプットする際には、
この可視化された情報を後から並べ替えたりしてストーリーを検討することになります。
したがって1枚のカードに書くのはひとつのメッセージに絞って、
自由に順序の入れ替えなどに対応できるようにしておくのです。
もう一つのコツは、
主語述語が一対で構成されているシンプルな文章です。
長々と文章説明するのではなく、
言いたいことをシンプルに表現をしておくことによって
ストーリーを検討しやすくなると思います。
このたな卸しの作業を進めていると、
やがてアイディアが浮かばなくなってきます。

また、ランダムにアイディアを出していると頭の中も混乱してくるし、
自分の言いたいことが漏れなく出し尽くしているか不安となるところです。
そのためにも、途中で情報を分類、整理をしてみましょう。
まず、これまで出ている情報を似たものをまとめてグルーピングし、
それぞれのグループにはタイトルを付けておきます。
グルーピングによって頭を整理し、
まだ言い残していることがないか?
をじっくり考えることができます。
例えば、ひとつのグループに着目して
一度情報を整理すると、再び発想が広がり、伝えるべき情報の洗い出しが進むはずです。
株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦
新著
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今日は第一ステップの「情報のたな卸し」について解説します。
全ての情報を可視化する
Step1は「情報のたな卸し」、
つまり相手に伝えたいメッセージを徹底的に洗出すことからスタートします。
ポイントは、とにかく「全てを書き出す」ことです。
頭の中に浮かんでくる「言いたい事」、「伝えたい事」を全て出しきりましょう。
ここではストーリーや情報の重要性などを気にせず、
とにかく言いたい事、伝えたほうが良いと思われることは全てアウトプットし、
可視化してみるのです。
プレゼンの内容を検討する際、
まず紙に書くと言う作業からスタートする方は多いのですが、
その際、ほとんどの方が情報の選別、整理、順序などを考えているようです。
しかし、まだ全体のストーリーが出来ていないので、
この段階で情報の必要性や重要性を判断する必要はありません。
情報を選別・整理したり、順序を考えたりするのは、
その後の作業に委ねているので、
ここではひたすら伝えたい情報を絞り出すことに専念すれば良いのです。
その際、ツールとしては、パソコン、紙とペン、
あるいはホワイトボードなどを使うことができるでしょう。
これは好みもあるので、一概にどれが良いとは言えませんが、
まだ頭の中が十分整理できていないときは「紙に書き出す」方法が便利だと思います。

私の場合、コピーの裏紙を半分に切ったA5サイズの用紙(カード)や
7cm×7cmの付箋をたっぷり用意します。
そこに「相手に伝えたいこと(メッセージ)」を書きなぐり続けるわけです。
ただ、ここで重要なコツが2つあります。ひとつめはアウトプットする際には、
1枚のカードには言いたい事をひとつしか書いてはいけないということです。
この可視化された情報を後から並べ替えたりしてストーリーを検討することになります。
したがって1枚のカードに書くのはひとつのメッセージに絞って、
自由に順序の入れ替えなどに対応できるようにしておくのです。
もう一つのコツは、
「単文ワンセンテンス」で簡潔に表現することです。ここで言う「単文ワンセンテンス」とは、
主語述語が一対で構成されているシンプルな文章です。
長々と文章説明するのではなく、
言いたいことをシンプルに表現をしておくことによって
ストーリーを検討しやすくなると思います。
情報洗出しのテクニック 〜グルーピングして考える
このたな卸しの作業を進めていると、
やがてアイディアが浮かばなくなってきます。

また、ランダムにアイディアを出していると頭の中も混乱してくるし、
自分の言いたいことが漏れなく出し尽くしているか不安となるところです。
そのためにも、途中で情報を分類、整理をしてみましょう。
まず、これまで出ている情報を似たものをまとめてグルーピングし、
それぞれのグループにはタイトルを付けておきます。
グルーピングによって頭を整理し、
まだ言い残していることがないか?
をじっくり考えることができます。
例えば、ひとつのグループに着目して
「同様なメッセージが他にないか?(発想の掘下げ)」や
「第5、第6のグループがないか?(発想のヨコ展開)」を考えて、十分に伝えるべきメッセージを洗い出してみましょう。
一度情報を整理すると、再び発想が広がり、伝えるべき情報の洗い出しが進むはずです。
株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦
新著
「資料作成から発表まで たったの4STEPでこんなに通る! プレゼン」
(2015.5.11)発売!
プレゼン初心者から上級者まで、
プレゼンの全ての作業プロセスを解説しています。
よろしくお願いいたします!
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