皆さんも部下の作成した企画書や提案書をチェックする、
レビューする機会があると思います。
先日、レビュースキルトレーニングなる研修を実施しました。
そんなトレーニングは初めての体験でしたが、
私自身にとっても、とても勉強になったので、
その体系を考えてみることにします。
もちろん、これらは「レビュアー」にとってだけではなく、
企画作成者のセルフチェックリストにもなるはずです。
<作成者とレビュアーの共通認識>
■企画書の目的、ゴールは?
当然、目的やゴール次第で、企画書の主張やトーンは
大きく変わるはずですよね?
■提案相手のレベル、要求、心理
提案相手、特にそのなかでもキーマンは誰か?
そのキーマンの知識レベルや自分たちに対する理解度、
信奉度などによって、プレゼンは変わります。
<ストーリーチェック>
■全体の構成やストーリーはわかりやすいか?
最終的なプレゼンゴールを達成するために、
わかりやすく、説得力ある全体のストーリー感が
なされているか?
■メッセージ
各シートで伝えたいメッセージは明確か?
パワーポイントは、つい情報満載になってしまいがち。
真に伝えたいメッセージに関わる情報以外は
すべて「ノイズ」である!
<レビューのポイント>
■MECE
視点のヌケモレ、ダブりはないか?
これを防衛するために、各種フレームワークは
とても有効なツールだと思うのです。
■根拠
主張に対する根拠が明確に示されているか?
説得力ある企画のためには、根拠提示が必要です。
そして、その根拠が事実に基づいていると説得力は
とても強化されますよね?
<レビュアーのスタンス>
■聞き手の立場に立つ
レビュアーは、常に「私がプレゼンの受け手になりきる」
ことがとても大切だと思うのです。
私がプレゼンを受けたら、どんな印象を持つか?
初めて聞いたとして、理解できるか?説得力はあるか?
■仮説を持つ
仮説なきレビューは単なる問題点指摘になりやすく、
結果的に重要ではない論点に無用な労力をかけやすいものです。
■共にブラッシュアップする意識
そもそもレビューは企画の品質を高めるために行うもので、
単純な「修正指示」ではないと思うのです。
作成者とともに、双方の思いを対話を通じて理解し、
企画書を磨き上げるプロセスではないでしょうか?
<フィードバックの技法>
■考えさせる投げかけ
単に、企画書の問題点を指摘するだけでなく、
作成者に考えさせる視点を投げかけているか?
特に、育成を意識するなら、これは重要!
当然のことながら、これらは、
プレゼンまでに残された時間、部下のスキルレベル
などに応じて使い分けなければなりませんけどね。。。
とまとめながら、
「私はこれらを実行できているだろうか?」
と、とても不安になるのでした。(汗)
Kay
「ドキュメンテーションを深く理解したい方はこちら」
レビューする機会があると思います。
先日、レビュースキルトレーニングなる研修を実施しました。
そんなトレーニングは初めての体験でしたが、
私自身にとっても、とても勉強になったので、
その体系を考えてみることにします。
もちろん、これらは「レビュアー」にとってだけではなく、
企画作成者のセルフチェックリストにもなるはずです。
<作成者とレビュアーの共通認識>
■企画書の目的、ゴールは?
当然、目的やゴール次第で、企画書の主張やトーンは
大きく変わるはずですよね?
■提案相手のレベル、要求、心理
提案相手、特にそのなかでもキーマンは誰か?
そのキーマンの知識レベルや自分たちに対する理解度、
信奉度などによって、プレゼンは変わります。
<ストーリーチェック>
■全体の構成やストーリーはわかりやすいか?
最終的なプレゼンゴールを達成するために、
わかりやすく、説得力ある全体のストーリー感が
なされているか?
■メッセージ
各シートで伝えたいメッセージは明確か?
パワーポイントは、つい情報満載になってしまいがち。
真に伝えたいメッセージに関わる情報以外は
すべて「ノイズ」である!
<レビューのポイント>
■MECE
視点のヌケモレ、ダブりはないか?
これを防衛するために、各種フレームワークは
とても有効なツールだと思うのです。
■根拠
主張に対する根拠が明確に示されているか?
説得力ある企画のためには、根拠提示が必要です。
そして、その根拠が事実に基づいていると説得力は
とても強化されますよね?
<レビュアーのスタンス>
■聞き手の立場に立つ
レビュアーは、常に「私がプレゼンの受け手になりきる」
ことがとても大切だと思うのです。
私がプレゼンを受けたら、どんな印象を持つか?
初めて聞いたとして、理解できるか?説得力はあるか?
■仮説を持つ
仮説なきレビューは単なる問題点指摘になりやすく、
結果的に重要ではない論点に無用な労力をかけやすいものです。
■共にブラッシュアップする意識
そもそもレビューは企画の品質を高めるために行うもので、
単純な「修正指示」ではないと思うのです。
作成者とともに、双方の思いを対話を通じて理解し、
企画書を磨き上げるプロセスではないでしょうか?
<フィードバックの技法>
■考えさせる投げかけ
単に、企画書の問題点を指摘するだけでなく、
作成者に考えさせる視点を投げかけているか?
特に、育成を意識するなら、これは重要!
当然のことながら、これらは、
プレゼンまでに残された時間、部下のスキルレベル
などに応じて使い分けなければなりませんけどね。。。
とまとめながら、
「私はこれらを実行できているだろうか?」
と、とても不安になるのでした。(汗)
Kay
「ドキュメンテーションを深く理解したい方はこちら」
コメント
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さらにこの表を使うと、企画書作成者とレビュー者の関係も部下と上司に限らずに実施出来そうですね。いっそプレ・プレゼンを実施、関係者に早めに見せて採点させるとかも。
最終的に上司の承認が必要としても、このレビューの範囲を広げる事で情報の共有が進み、うまくやれば時間の短縮につながるかも知れないですね。
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、企画書作成者、レビュアー双方に
こういった視点を共有しておくことで生産性はあがりそうです。
ケースバイケースというところもありそうですが、
ある程度、企画書の作法というものがありますよね。
そんな汎用的な部分を整理したつもりです。
また、ブラッシュアップしてみますね〜
改めてご指摘ありがとうございます。
Kay