マクドナルドがアグレッシブに動いていますねぇ。
明らかに一時期の「コストリーダーシップ戦略」から
「差別化戦略」への転換が見られます。

業績も2003年をボトムに、着実に回復基調にあるようです。
2007年7月は月間客数レコードだとか、、、

今年は、
・地域別価格制の導入
・メガマックがヒット番付の大関獲得
・8月から新業態「マックカフェ」の展開スタート
 

71年に1号店(銀座)出店してから、
ハンバーガーという新しい食文化を付加価値として提供する
「高付加価値戦略」で展開。
日本人には「ハンバーガー」という商品そのものが
米国文化の匂いのする付加価値商品だったのでしょうね。
藤田田は「日本人のスタイルが良くなったのは、
マクドナルドのおかげだ」とう豪語したとか、しないとか、、、

90年代には、スケールメリットを活用して、
徹底した「低価格戦略」で業界を揺るがしましたね。
95年にはハンバーガーが130円。さらに96年には
創業価格80円に!さらに99年には65円に!
業界各社のそれに追随するも、結局マクドナルドの
コスト競争力にはかなわなかったようで、、、

2000年代に入って、マクドナルドの業績は低迷します。
2002年に藤田氏の「デフレ終焉宣言」をもとに、
ハンバーガー80円に値上げ。このあたりから迷走が
始まります。大幅に売上を落とし、翌年には59円に、、、
そこから、戦略模索の時代が続き、
差別化戦略への展開へとつながっていったようですね。

Kay