前回、ブログのマーケティング活用の話を書きましたが、
もうひとつのWeb2.0と言えば、SNSも話題となっているところです。
私も、MixiとGREEでそれぞれ「マーケティングコミュニティ」を
主宰しております。
おかげさまで、Mixiは13000人超の巨大コミュニティになりました。

そこで問題になるのが「荒し」ですね。
ま、SNSでは某掲示板と違って、確信的荒しは少ないでしょうが、
やはり「熱い議論」となると、攻撃的発言になり、
やがてはそれが結果的に「荒し」状態に発展することがあるようです。

しかし、そういった荒しを引き起こすのには原因がありそうです。

(1)そもそもネタが危ない
  思想などに関わる話題はやはり危ないですよね。
  また、あまりに偏った見方。誹謗中傷ととられかねないネタ。
(2)表現方法が危ない
  昨今の政治家の失言なども、言い方さえ工夫すれば
  問題にならないものもありそうですね。
  乱暴な表現も読み手の不快感を煽ります。

その他、あまりに難解な内容、上から目線の表現、
改行がない読みにくさ、、、などなど。
様々なことが読み手のストレスを招きます。
そのストレスが場を荒らしていきます。

そして、それらはその場が持つ文化によるところが大きい
のではないかと思います。

割れ窓理論(ブロークンウィンドウ理論)という考え方があります。


小さな秩序の乱れが大きな秩序の混乱につながるという理論ですね。
世界一の犯罪都市、ニューヨークの重犯罪の件数を激減させた方法は、
「地下鉄の落書きを消す」行動だったと言われています。
これは割れ窓理論を逆手に取ったということでしょうね。

これをコミュニティや企業のマネジメントにも適用すると、
小さな秩序を正すことで、組織の秩序化、活性化に繋がるはずですね。
ちょっとした言葉遣い、気配り、挨拶、整理整頓、清掃、戸締り、、、

「文化をマネジメントする」ことは、組織の永遠の重要課題でしょう。
割れ窓理論のように、小さな秩序に気配ることは、
文化をマネージするための偉大なる第一歩なのかもしれません。

Kay