私が主催しているマーケティングスクールや仕事のつき合いなど、
さまざまな場でビジネスマンと話す機会がありますが、
そんななかで思うことがあります。

それは、多くのビジネスマンは論理的思考力とプレンゼン力が弱い、ということです。
アメリカのビジネスマンは、プレゼンの内容について根拠を徹底的に追求します。
論理的に物事を考えることに強く、プレゼンも上手です。
片や日本人は、プレゼンする機会自体が少ない。
授業で受講生にプレゼンをしてもらうと、
「こんな大勢の前で話すことは普段ない」という声をよく聞きます。
そして多くはあまり上手とはいえません。

プレゼンをするうえで大事なのは、「何を伝えたいのかが明確であること」。
私は授業のなかでよく「最終的に伝えたいことをワンセンテンスでいってくれ」
とオーダーしますが、それに対して長々と語ってしまう人がいます。
これは「伝えたいことは何か」が曖昧になっているから。
言い換えれば、その一番重要なメッセージを考える力が足りないのです。

とはいえ、論理的思考力は訓練で高めることができます。
基本的なルールを覚えて、後は場数を踏むこと。
考える道すじが立ち、コミュニケーションのノウハウが身につけば、
説得力のあるプレゼンが出来るようになるのです。

Kay