コンサルタントに求められていることは何か?
そんなことを身をもって感じることができた今でも忘れられない仕事があります。
転職してから数年後に、ある外資系の「新規事業案件」を手がけることになりました。
この会社の社長は、最初のプロジェクトキックオフミーティングで、
突然「成功しようがしまいが俺と家弓さんが責任をとる」と言い放ちました。
平静を装ったものの、結構アセりましたね。(^^;
あとから「あれはメンバーをエンカレッジするポーズだよ」と言われましたが、
それなら、前もって私にも根回ししておいてよ!ってかんじ。。。
それまでの私の仕事は、外部の立場から客観的にレポートするというスタイルでした。
業界全体がそうでしたし、そのやり方に疑いをもったこともありませんでした。
しかし、この仕事は全く違ったアプローチをとったのです。
新規事業というものは、外部の人間がいくらいいアイデアを出しても、
それだけでは絶対にうまくいかないというのが私の持論でした。
結局、最後は社員自らが実行しないといけない。
そこには、自分たちの手で、苦労して作りあげたという
駆り立てるようなモチベーションがないといけない。
最初に百数十案、提案してそれを絞り込んでいくというプロセスのなかで、
私が一番感じたのは人をモチベートすることの難しさでした。
この仕事を進めていくための原動力は、客観的なデータでもアイデアでもなく、
その新規事業案に対する情熱(パッション)でした。
それまでのスタイルが嘘のように、私は社内に入り込み、
社員とべったりついて動き、時には(かなり?)アルコールに助けられたりしました。
そうしてこの仕事を終えた時、こう思ったのです。
コンサルタントは正解を出すことを求められているのではなく、
人を動かす力を問われているのだ、と。
入社7年目のことでした。
そして、10年経った今でも当時のメンバーとは時々酒を交わしています。
Kay
そんなことを身をもって感じることができた今でも忘れられない仕事があります。
転職してから数年後に、ある外資系の「新規事業案件」を手がけることになりました。
この会社の社長は、最初のプロジェクトキックオフミーティングで、
突然「成功しようがしまいが俺と家弓さんが責任をとる」と言い放ちました。
平静を装ったものの、結構アセりましたね。(^^;
あとから「あれはメンバーをエンカレッジするポーズだよ」と言われましたが、
それなら、前もって私にも根回ししておいてよ!ってかんじ。。。
それまでの私の仕事は、外部の立場から客観的にレポートするというスタイルでした。
業界全体がそうでしたし、そのやり方に疑いをもったこともありませんでした。
しかし、この仕事は全く違ったアプローチをとったのです。
新規事業というものは、外部の人間がいくらいいアイデアを出しても、
それだけでは絶対にうまくいかないというのが私の持論でした。
結局、最後は社員自らが実行しないといけない。
そこには、自分たちの手で、苦労して作りあげたという
駆り立てるようなモチベーションがないといけない。
最初に百数十案、提案してそれを絞り込んでいくというプロセスのなかで、
私が一番感じたのは人をモチベートすることの難しさでした。
この仕事を進めていくための原動力は、客観的なデータでもアイデアでもなく、
その新規事業案に対する情熱(パッション)でした。
それまでのスタイルが嘘のように、私は社内に入り込み、
社員とべったりついて動き、時には(かなり?)アルコールに助けられたりしました。
そうしてこの仕事を終えた時、こう思ったのです。
コンサルタントは正解を出すことを求められているのではなく、
人を動かす力を問われているのだ、と。
入社7年目のことでした。
そして、10年経った今でも当時のメンバーとは時々酒を交わしています。
Kay
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