よく「コンサルタントに必要なスキルって何ですか?」
と聞かれることがあります。

以前は「コミュニケーションスキル」と言っていました。
でも、そういうと「話が上手いこと」と誤解されやすいので、
それから「聞くスキル」と言い変えていました。
しかし、それも正確ではなく、もっと能動的に
相手の考えていることを「聞き出すスキル」だと思うのです。
さらに、さらにこれをmixiの日記に書いていたら、
それは「聞く」ではなく、「聴く」という漢字を用いたほうが良い
と教えてもらいました。

また、別の方からは、
昔、コンサルの大先輩から「コンサルは女を口説くのと通ずるものがある」
と教えられたことがあるのです。
どちらも大切なのは、ちゃんと相手の話を聞き出したり、
引き出したりしてあげること。
そんな話も教えてもらいました。

うーん、なかなか奥が深いですね。

仕事柄、リサーチやクライアントヒアリングを行う機会が多いです。
一番聞きにくい難易度の高い質問、特に明らかにしたい肝となる質問は、
最後の10分の話題にしています。
それまでは、相手と自分の距離を縮めるウォーミングアップ。
最後に一気に攻勢をかけます。(^^)

コンサルティングのソリューション提案でも
クライアントの気づきを整理、体系化し、それをひとつずつ解決を図る。
そんな情報処理の連続だと思うのです。

コンサルティングの営業の局面でも、時々見かけるのは、
喋りまくって、相手を圧倒するスタイルの営業。
でも、一番重要なのは、相手の問題意識や課題が
どこにあるかを洞察することだと思うのです。
もしかしたら、本人も気がついていない「課題」を
洞察する「聴き出すスキル」はとても重要だと思うのですね。



、、、とまぁ、なんとなく雑感でした。

Kay