今、巷で騒がれている人気商品No.1と言えば、、、
そう、あの「ビリーズブートキャンプ」ですねぇ。
先日も、飲み会でDVDを持っている女性がいました。

で、私なりにそのマーケティング戦略らしきものを
整理してみました。ヒットの秘密はどこにあるんでしょうね?

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■ターゲット

20代後半〜40代前半の男女

番組では、頻繁に出産後の女性の体験談が出てきます。
また、ビリーと共演(?)しているシェリーという女性の影響力も大きそう。
また、「女性でも気軽にできる」というキャッチが使われています。
ということは、女性がコアか?

たくましくなりたい男性か?あるいはダイエットしたい男性か?
意外と、男性ユーザも多いとか、、、

■訴求ポイント

○「ハード」
  軍隊式トレーニングをもとに開発
  いかにも「厳しさ=効果」を連想させますよね。
  しかも、ビリーは米国陸軍エリート養成プログラム専属トレーナー
  という権威までついているんです。
  通販番組で流される映像の「ムキムキ」な女性達もインパクト大!

○「手軽」
  たった7日間で効果が出る、食事制限なし!
  今までの「手軽」は、ムリせず長期間続けるダイエット
  でも、実は長期間継続は「手軽」ではないと気づき始めたユーザが、
  キツくても、短期間で効果がでることが「新たな手軽さ」と期待?

○「エンタメ性」
  キツくても、軽快な音楽にノって、みんなでエクササイズ!という
  エンタテイメント性に魅力がありそうです。
  これまでのダイエットって、一人でコツコツ、、、でしたからね。

○「ビリーのカリスマ性」
  以下のコメントを見ていると、ビリーはハリウッドスターのようです。
   「ビリーに励まされて」「ビリーの励ましが最高!」
   「ビリーやシェリーと一緒に頑張ると続くし頑張れます!」
   「ビリーについて行きます」「ビリーと一緒にがんばっていきます」
   「ビリーにグッジョブ!って言われるとなぜかがんばれます」
   「ビリーや仲間たちを見るのが楽しくてやめられません」

■コミュニケーションのポイント

○「権威づけ」
  ・ビリーは米国陸軍エリート養成プログラム専属トレーナー」
  ・ハリウッドスターが撮影の役作りのために実践している
  ・「全米でヨガ、ピラティスと並ぶ3大エクササイズのひとつ」

  一般にユーザは(特に日本の、、、)権威に弱いと言われます。
  これはかなりコミュニケーション上のポイントですね。

○「クチコミ」

クチコミ効果をWeb検索数から分析してみると、、、
 → WEBでの月間の検索数(主にYahooとMSN、Googleは入らず):
  「ビリーズブートキャンプ」 260,986回
 → キーワード組み合わせの検索数
  『使用者の声・評価』系 :44.962
   kwd:感想、口コミ、体験談、体験者、ブログ、日記、など
  『商品情報収集』系   : 7,875
   kwd:やり方、内容、dvd版、エリート、ビリーバンド、など
  『購入店検討』系    : 8,405
  kwd:東急ハンズ、アマゾン、ショップジャパン、ロフト、など
  『代替入手検討』    : 5,844
   kwd:オークション、中古、無料ダウンロード、レンタル、など

つまり、ユーザが求めている情報は商品情報ではなく、
ユーザーの声、感想、体験談だということですね。
やはり、このクチコミ効果は大きくヒットに寄与したのではないでしょうか?

Kay