常日頃、私は仕事一辺倒ではなく、
趣味にも積極的な「遊び人」でありたいと思っています。
それがひいては経営者として求められる「人間力」に
つながるんじゃないでしょうか。
、、、と言い訳っぽく、遊んでいます。(^^;

また、そんな気持ちの一環で、
芸術等に触れて文化人でもありたいですね。
ということで、私は年に数回クラシックを聞きに行きますが、
今回は「世界のコバケン」こと小林研一郎が
指揮を振るうコンサートに行ってきました。

公演は、日本フィルとアーネムフィル(オランダ)の
チャイコフスキーです。技術的なことを言えば、
おそらくニューヨークフィルやイスラエルフィルに劣るでしょう。
しかし、今回のコンサートはテクニックとは別の感銘がありましたね。
コバケンの風貌は、まるで「酔っ払いのオッチャン」ですが(失礼!)、
コバケンの人柄が存分に表現された素晴らしい公演でした。

私が気がついたのは公演の半ばほどです。
曲間の拍手の渦の中、オーケストラのメンバーの顔は、
一様に暖かい笑みを浮かべてコバケンに向けられてるのですね。
そこにはコバケンの「愛されキャラ」が感じられます。
会場に向って「生声」で話しかけるコバケンの人柄に
聞いている我々も自然に魅了されてしまいます。
コバケンは演奏者から聴衆まで、会場全てを惹きつけたのでした。

アンコールでは、ダニーボーイやコバケンのオリジナルなどを披露し、
コバケン、演奏者、会場がとてもリラックスした雰囲気で一体となって、
コンサートは幕を閉じました。
そして、帰りの道すがら、私はコバケンの人柄に興味を持ち、
「あー、またコバケンが聞きたいな」と思ったのでした。

で、人間力。これに勝る求心力はありませんね。
それは作ろうと思ってできるものでもないでしょうし、
近道や秘訣もあろうはずがありません。
日々の生き方の積み重ねによって自然に積み重なっていくものです。
一人のビジネスリーダーとして、まだまだ小さい存在ですが、
人間力を高める大いなるチャレンジはこれからもずっと続きそうです。

そして、また「コバケン」を聞きに行きます!

Kay