前回の仕事術で、ロジカルシンキングについて書きました。
勘と経験は重要ですが、それだけでは本当の成功は難しい。ましてや持続的成功は不可能ではないかと思うのですね。
今回は、ロジカルシンキングのKay Pointを思い切り凝縮して、具体的にどのようなスキルが必要なのかを整理してみました。
結論として、私は3つのスキルが重要だと考えています。もっと様々なポイントがあるかもしれませんが、ロジカルであることの基本はここではないかと、、、

■その1■ 論証技術

■その2■ 客観視点

■その3■ 原因帰属

■論証技術
 〜 結論と根拠を示す(演繹法・帰納法)
マーケティングの成功なんて、やってみなきゃわからない。。。
コンサルタントとして無責任なようですが、本当にそう思っています。
重要なのは、その成功確率を高めること。
そのためには、ロジックで成功する必然性(根拠)を徹底的に考え抜くことだと思うのですね。
ヒトは自然に演繹法や帰納法を用いて、成功を追求していると思いますが、
しっかり意識して論証する力をしっかりつけたいものです。

■客観的視点
 〜 網羅的に分析する(MECE
意外と難しいのが、主観に引っ張られることなくバランスよく分析すること。
つい「得意なこと」や「思い込み」で、分析対象は偏りがちです。
MECEに(ヌケモレなく、ダブリなく)分析することは論理の基本ですね。
その際、マーケティングでは有効なフレームワークが提唱されています。
PEST、3C、SWOT、4P、、、覚えておいて損はありません。

原因帰属
 〜 原因と結果の関係を明らかにする
問題解決を図るとき、まず原因にメスを入れる。これが基本です。
結果にのみ目を奪われて、その対策を打っても、それは対症療法的なものに過ぎず、また同じ問題が噴出するはずです。
しかし、原因の構造は意外と複雑で、様々な要因が複合しているケースがほとんどです。その中で、最も影響の大きいものは何か?といったインパクト分析が最も必要なことかもしれません。

Kay