「上手な文章を書きたい」
私もブログを書き始めてから、特にそう思います。

しかし、まだまだ文章上手だとは思っていません。
それだけに、文章を書くテクニックには興味があり、
様々な方が書かれた「文章術」には注目していました。
参考になった記事を自分なりにまとめてみたいと思います。

文章コンセプト

まず文章を書く時にはコンセプトを明確にしましょう。

コンセプトとはひとことで言えば、
メッセージ:伝えたい事は何か?
ターゲット:誰に伝えたいのか?
に集約されます。

伝えたい事を明確にすれば、ストーリーがわき道にそれることを防げるし、
余計な枝葉の文章をそぎ落とすこともできそうです。

さらに、伝えたい相手を具体的にイメージしておけば、
どの程度の説明をすれば、読者は理解できるか?
などが明確になって、説明不足/過多に陥らなくなりそうです。

全体構成

文章の全体構成では、「起承転結」が有名です。
起:まず導入部分。問題提起など
承:それを受けて詳細の解説
転:関心を呼ぶ新たな展開
結:話の締めくくり、結論

起承転結の例として、頼山陽の俗謡がよく挙げられるようです。
起:京の三条の糸屋の娘
承:姉は十六妹十四
転:諸国大名は弓矢で斬るが
結:糸屋の娘は眼で殺す

RyoAnnaさんのブログ「読みやすい文章を書くための技法」では、
PREP法という手段を知りました。
1.Point(導入結論):○○に関しての結論を○○
2.Reason(理由):なぜならば○○だから
3.Example(具体例):具体的には○○
4.Point(最終結論):よって○○の結論は○○となる
という構成ですね。

なるほど、この構成はわかりやすいです。

つかみとなる文章

文章の冒頭では、しっかり読者の関心をつかみたいものです。
「つかみ」にはいくつかのパターンがあると思いますが、参考になったのは3つ。

1.疑問文で問いかける
読者に疑問を投げかける、謎解きをするなど、
疑問文で問いかけることは有効ですね。

2.意外性のある文章
いきなりタイトルと関連のない文章で書き始める。
読者は「おやっ?」と関心を持つことでしょう。

3.短文、スパッと言いきる
冒頭は特に短文で言いきるとインパクトがあり、
文章全体のテーマが明確になりますね。
抽象的な表現は避けたいものです。

簡潔な文章

長い文章や冗長な説明は、読み手にストレスを与えてしまいます。
特に気をつけたいポイントは以下の3点。

1.長い文章
概ね3行以上の文章になった場合は要注意です。
一度、自分で読み直してみて、区点(。)で分けられないかチェックしましょう。

2.不要な修飾語
その形容詞は本当に必要ですか?
むやみに修飾語を使っていることも多いようです。

3.持ってまわった言い回し
逆説ではない「〜が、」(ex.極端な言い方ですが、)
二重否定(ex.しないわけではない)
このような表現を直すだけでシンプルな文章になるはずです。

読みやすい体裁

文章の体裁も大切ですね。
これは文章を読みにくくしている原因を考えると分かりやすいです。

1.難しい言葉や表現
私はつい難しい言葉を使っているようです。
普段、経営学用語やマーケティング用語を使っているクセでしょう。
できるだけやさしい表現をこころがけたいものです。

2.漢字を使い過ぎている
難しい言葉を使っている影響で、漢字のウェイトも高いように感じます。
漢字が多いと文章が硬くなるし、体裁も読みづらい印象を与えますよね。

3.全く改行をしていない
そういったマイナスをカバーするために、できるだけ改行をして、
一文が5行以上続かないように気をつけています。
「余白のない文章」読む意欲すら失わせますよね。

美しい文章

どのような文章が美しいか?難しいところです。
ここでは、3つのアドバイスが使えそうです。

1.接続詞を減らす
面白かったのは「文章を書いたらチェックしたい17の項目改」でのアドバイス。
一度、接続詞をすべて削ってみて、自分の文章を読んでみよう
それで意味が通るなら削ってしまえ
というものでした。納得、、、

2.同じフレーズの重複
例えば全ての文末が「〜だと思います」で終わっていたら、
単調でクドイ文章と感じられませんか?
また、同じ単語が続いているのも読みにくいものです。

どうしても使いたければ同意語でいいかえると良いでしょう。

3.語順を入れ替える
多くの文章は、主語・目的語・述語で構成されています。
それを入れ替えてみて、リズミカルに読める文章を考えてみましょう。

これは前述の「読みやすい文章を書くための技法」からの引用

<最初の文章>
現実には不可能な手法や結果を実現する力が魔法である。
現実には不可能な結果を実現する力を持っているのがTouchRetouchだ。
意図せず写り込んだ人影や、外したい余分な物体を簡単に消す事ができる。
<入れ替えた文章>
魔法とは、現実には不可能な手法や結果を実現する力の事である。
TouchRetouchは、現実には不可能な結果を実現する力を持っている。
意図せず写り込んだ人影、外したい余分な物体、それらを簡単に消す事ができる。
すいぶん印象が変わりますね。

総括

惹きつける文章を書くためには、しっかり推敲することですね。
その際、上記のポイントを押さえておくだけで、
かなり文章が魅力的になるのではないでしょうか?

参考にさせていただいたのは、下記のブログエントリーです。
どうもありがとうございました。
シゴタノ! 「ブログを書く上で知っておきたい文章の心得」
#RyoAnnaBlog 「読みやすい文章を書くための技法」
とみー 「文章力向上のための10の基本的心構え」
こどものもうそうblog 「文章を書いたらチェックしたい17の項目改」
鹿田尚樹の「読むが価値」
「書き方を変えれば、人生が変わる?短くて説得力のある文章の書き方」



株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦
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