プレゼンの最も重要なポイントは「ストーリー」にあります。
ストーリーがスムーズで説得力があれば、もうプレゼンは成功したも同然!
私も、最近講演やセミナーなどの仕事を承ることが増えており、
そのたびにパワーポイントで資料を作っていますが、
一番エネルギーを費やしているのは「ストーリーを考える」部分。
今回は、プレゼン準備の要となる「ストーリーを作成する手順」をご紹介しますね。
頭の中に浮かんでくる「言いたい事」「伝えたい事」をひたすら書きなぐる、、、
これは頭の中にあることを全て出しきる作業なんです。
ストーリーや情報の重要性などを気にせず、
とにかく言いたい事は全てアウトプットし、可視化する。
情報を選別・整理したり、順序を考えたりするのは、
その後の作業に委ねているので、ここはひたすら絞り出せば良いわけです。
その際、使うツールとしては、
コピー用紙の裏紙を使うこともあれば、ホワイトボードを使うこともあります。
しかし、まだ頭の中が十分整理できていないときは紙の方が便利です。
私の場合、コピーの裏紙を半分に切って、A5サイズの用紙をたっぷり用意します。
その紙にメッセージを書きなぐり続けるわけですね。
アウトプットする際に重要なのは、
1枚の紙には言いたい事をひとつしか書いてはいけない
ということ。
できれば、単文ワンセンテンスで表現されているとベターですね。
これは、同類のメッセージをグルーピングする作業です。
大まかにグルーピングすると全体の章立てのイメージが見えてくるはずです。
例えば、このブログエントリーを例にとりあげてみます。
最初の「書きなぐる」という章には、
まず書きなぐるという作業によって、7枚のカードが描かれるわけです。
そしてこの7つのメッセージでひとつの章を作れば良いことがわかりますね。
まだ言い残していることがないか?
じっくり考えてみましょう。
ある程度情報をグルーピングしておくと、
ランダムに「書きなぐっている」時には見えていなかった
新たに補完すべきメッセージが発見できることがあります。
ここでは、新たに
「メッセージは単文ワンセンテンスで書くと良い」
という8番目のメッセージを追加しよう!などと気づくことができます。
わかりやすいストーリーに仕立てていきます。
つまり、最初の情報のランダムな列挙から、
ストーリーを作り上げる作業ですね。
という状態を並べ替えて、
という順序に並べ替えてみました。
なんとなくストーリーが出来あがってきましたよね?
この作業をやっていると、1枚の紙に1つのメッセージを
書いていることの意味がよくわかってきます。
1メッセージの紙だと、自由に入れ替えたり、
元に戻したりする作業が実に手軽にできるんですよね。
そうすると、なんとなく違和感のある部分が浮かび上がってくるんですよ。
概ね、この「削除」、「統合」、「分解」の作業で、
ストーリーをシェイプアップしていくことができるはずです。
今回の場合ですと、、、
(5)紙に書いておくと順序の並べ替えに便利
というカードは、「書きなぐる」の章で語るよりも、
「順序を並べる」の章で書いた方が良いと考え、削除しました。
【Step1】書きなぐる
【Step2】グルーピングする
【Step3】補完する
【Step4】順序を並べる
【Step5】削除・統合・分解する
という5つのステップで構成できそうです。
ここまでのステップを私は全てアナログでやっています。
ヒトによってはPCを使った方が良いと感じる方もいるかもしれません。
しかし、私は「順序を並べる」という作業では、
俯瞰すること、全体が見渡せることがとても重要なので、
PCを使わず、会議室の広いテーブルに紙を並べて取り組んでいます。
このステップを通じて、ストーリーは固まり、
次はPCでドキュメンテーション作業に入っていくことになるわけです。
これは、あくまで私のやり方に過ぎませんが、ご参考になれば、、、
株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦
Follow me ! → http://twitter.com/Kayumi シナプスのプレゼンテーション企業研修のご案内はコチラ!
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ストーリーがスムーズで説得力があれば、もうプレゼンは成功したも同然!
私も、最近講演やセミナーなどの仕事を承ることが増えており、
そのたびにパワーポイントで資料を作っていますが、
一番エネルギーを費やしているのは「ストーリーを考える」部分。
今回は、プレゼン準備の要となる「ストーリーを作成する手順」をご紹介しますね。
書きなぐる
最初の作業は「とにかく書きなぐる」ことです。頭の中に浮かんでくる「言いたい事」「伝えたい事」をひたすら書きなぐる、、、
これは頭の中にあることを全て出しきる作業なんです。
ストーリーや情報の重要性などを気にせず、
とにかく言いたい事は全てアウトプットし、可視化する。
情報を選別・整理したり、順序を考えたりするのは、
その後の作業に委ねているので、ここはひたすら絞り出せば良いわけです。
その際、使うツールとしては、
コピー用紙の裏紙を使うこともあれば、ホワイトボードを使うこともあります。
しかし、まだ頭の中が十分整理できていないときは紙の方が便利です。
私の場合、コピーの裏紙を半分に切って、A5サイズの用紙をたっぷり用意します。
その紙にメッセージを書きなぐり続けるわけですね。
アウトプットする際に重要なのは、
1枚の紙には言いたい事をひとつしか書いてはいけない
ということ。
できれば、単文ワンセンテンスで表現されているとベターですね。
グルーピングする
そんなアウトプットの作業が終わったら、情報の分類をしてみましょう。これは、同類のメッセージをグルーピングする作業です。
大まかにグルーピングすると全体の章立てのイメージが見えてくるはずです。
例えば、このブログエントリーを例にとりあげてみます。
最初の「書きなぐる」という章には、
(1)最初の作業は書くことというメッセージから構成されています。
(2)私はA5サイズを使っている
(3)頭の中にある「言いたい事」を全て可視化すること
(4)ホワイトボードや裏紙を使うとよい
(5))紙に書いておくと順序の並べ替えに便利
(6)1枚の紙には1つのメッセージ
(7)ストーリーや重要性などは気にしないこと
まず書きなぐるという作業によって、7枚のカードが描かれるわけです。
そしてこの7つのメッセージでひとつの章を作れば良いことがわかりますね。
補完する
次は、そのグループに関することで、まだ言い残していることがないか?
じっくり考えてみましょう。
ある程度情報をグルーピングしておくと、
ランダムに「書きなぐっている」時には見えていなかった
新たに補完すべきメッセージが発見できることがあります。
ここでは、新たに
「メッセージは単文ワンセンテンスで書くと良い」
という8番目のメッセージを追加しよう!などと気づくことができます。
順序を並べる
この状態で、あとはメッセージの順序を並べ替えて、わかりやすいストーリーに仕立てていきます。
つまり、最初の情報のランダムな列挙から、
ストーリーを作り上げる作業ですね。
(1)最初の作業は書くこと
(2)私はA5サイズを使っている
(3)頭の中にある「言いたい事」を全て可視化すること
(4)ホワイトボードや裏紙を使うとよい
(5))紙に書いておくと順序の並べ替えに便利
(6)1枚の紙には1つのメッセージ
(7)ストーリーや重要性などは気にしないこと
(8)メッセージは単文ワンセンテンスで書くと良い
という状態を並べ替えて、
(1)最初の作業は書くこと
(3)頭の中にある「言いたい事」を全て可視化すること
(7)ストーリーや重要性などは気にしないこと
(4)ホワイトボードや裏紙を使うとよい
(5)紙に書いておくと順序の並べ替えに便利
(2)私はA5サイズを使っている
(6)1枚の紙には1つのメッセージ
(8)メッセージは単文ワンセンテンスで書くと良い
という順序に並べ替えてみました。
なんとなくストーリーが出来あがってきましたよね?
この作業をやっていると、1枚の紙に1つのメッセージを
書いていることの意味がよくわかってきます。
1メッセージの紙だと、自由に入れ替えたり、
元に戻したりする作業が実に手軽にできるんですよね。
削除・統合・分解する
次にこのストーリー全体を俯瞰して眺めます。そうすると、なんとなく違和感のある部分が浮かび上がってくるんですよ。
- うまくストーリーに入らないカードは「削除」します。
- 同じようなことを言っているカードは1枚に「統合」します。
- 2つのことを言っているカードは2枚に「分解」します。
概ね、この「削除」、「統合」、「分解」の作業で、
ストーリーをシェイプアップしていくことができるはずです。
今回の場合ですと、、、
(5)紙に書いておくと順序の並べ替えに便利
というカードは、「書きなぐる」の章で語るよりも、
「順序を並べる」の章で書いた方が良いと考え、削除しました。
まとめ
とりまとめると、ストーリーを作成する作業ステップは、【Step1】書きなぐる
【Step2】グルーピングする
【Step3】補完する
【Step4】順序を並べる
【Step5】削除・統合・分解する
という5つのステップで構成できそうです。
ここまでのステップを私は全てアナログでやっています。
ヒトによってはPCを使った方が良いと感じる方もいるかもしれません。
しかし、私は「順序を並べる」という作業では、
俯瞰すること、全体が見渡せることがとても重要なので、
PCを使わず、会議室の広いテーブルに紙を並べて取り組んでいます。
このステップを通じて、ストーリーは固まり、
次はPCでドキュメンテーション作業に入っていくことになるわけです。
これは、あくまで私のやり方に過ぎませんが、ご参考になれば、、、
株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦
Follow me ! → http://twitter.com/Kayumi シナプスのプレゼンテーション企業研修のご案内はコチラ!
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コメント
コメント一覧
紙は神です。
紙は長ーい友達!!
そう、私もアナログ派なんで、
紙に勝る思考メディアはないと思っています。
でも、たぶんディジタルが好きな方もいらっしゃるでしょうね。
そのあたりは好みの問題と言ったところでしょうか、、、
> やっぱ紙ですよね紙!
> 紙は神です。
> 紙は長ーい友達!!
13日飛び込み参加をいたしました。
新しい講座を開講準備に当たる今、
とてもタイムリーなご講義をいただきました。
質疑応答でも話題になったこの、
プレゼンストーリー。
面倒がらずに、書き出してもう一度
集約してみようと思います。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
ありがとうございました。あまくに
コメントありがとうございます。
しかし、、、
> 桑名正博似の家弓さま
いやぁ、照れくさいですね。
ま、褒め言葉としてありがたく受け止めます。笑
少しでもお役にたてれば幸いです。
また名古屋で仕事塾開催を企画しますので、
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。