2010年07月29日

ボルヴィック「Twitter for 10L」キャンペーン

ついに、Twitter×ソーシャルマーケティングの本格登場です。
イケダハヤトさん(@IHayato)のブログにて知りました。

『ツイッター×コーズマーケティング「1Lfor10L」』

私も以前のエントリーで、ボルヴィックのコーズマーケティングについては書きました。

 もう少し詳細をご紹介しておきます。

コーズ・リレーテッド・マーケティング

マーケティングの大家フィリップ・コトラーは、
「コーズ・リレーテッド・マーケティング」という概念を提唱しています。
これは、事業利益の一部を社会に貢献する事業を行っている団体に
寄付する
などの社会貢献を行う活動を指します。

まず、企業は社会貢献テーマを定め、ユニセフなどの関連団体と
具体的な寄付の計画、連携をすすめます。
それを企業や商品のキャンペーン・プロモーションとして
広く告知することになるわけです。

その結果、企業としては商品の認知度を高めるとともに、
企業や商品に対して社会貢献と言うメッセージによって
好感度を取り付けることができ、販売促進効果が期待できそうです。

そして、同時に企業は単独で社会貢献に取り組むだけでなく、
顧客を社会貢献活動の仕組みに巻き込んで、
意識啓蒙しながら参加を呼び掛け、
社会問題の解決を図るメカニズムを確立することになります。

企業にとっては、これらの社会貢献活動の結果、
顧客からの支持・売上向上、企業ブランドイメージの向上、
ステイクホルダーからの評価など、様々な効果を得ることが期待
できます。

ボルヴィックのキャンペーンとその成果

事例としては、ボルヴィックがユニセフと組んで展開しているキャンペーン
「1リットル for 10リットル」プログラムが挙げられます。

screen3


これはボルヴィックの売上の一部でユニセフの活動支援を通じて、
アフリカでの清潔で安全な飲料水を確保するための井戸作り
および10年間にわたるメンテナンスを行うことを支援するプログラムです。

その結果、ボルヴィック1リットルごとにアフリカに10リットルの
清潔で安全な水が誕生する計算になると活動成果を掲げています。

日本での活動は2007年に始まり、7億1224万?リットル(07年)、
11億1623万リットル(08年)と順調に活動を拡大させており、
同社のWebサイト上でも活動報告、現地視察レポート、映像ライブラリ他、
詳細の広報活動がなされています。

screen2

さらにそれをブログパーツにしちゃっているところが素敵ですね。

この活動の結果ボルヴィックは、2007年のプログラム実施期間である7-9月の
販売実績は前年比131%となり、市場の伸び率を上回る
(市場の伸びは前年比115%)結果となりました。
このように、ちゃんと顧客からの評価に繋がっているところも素敵です。

そもそも、ボルヴィックの「1リットル for 10リットル」キャンペーンは、
2005年にドイツでスタート(エチオピア向け)し、
2006年にフランスでも展開(ニジェール向け)され、
そして2007年に日本でマリ共和国支援として開始されています。

そして現在(2009年時点)でもその活動は継続して行われています。
重要なのはこの継続性であり、一時の流行で行っている活動では
真の社会貢献とはいえそうにありません。

ボルヴィックの環境教育

また、ボルヴィックは一部の店舗で「みんなのみず〜夏休みお水の教室」を開催したり、
小学校への出張授業でアフリカの水と衛生に関する問題を啓発したりする
環境教育活動にも力をいれています。

screen4

企業のもうひとつの社会貢献活動として注目されているのが、この環境教育です。

環境教育とは、環境や環境問題に対する興味・関心を高め、
必要な知識や行動をさせるために行われる教育活動のことで、
昨今では学校教育で取り組むだけでなく、ボランティア活動なども加えて
社会全体で取り組んでいこうとする機運が高まっています。

環境省でも、環境教育を推進し、
環境の保全についての国民一人一人の意欲を高めていくことなどを目的として
 「環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律」
を制定しています。

しかし、ボランティアに依存するだけではその活動には限界があります。
そこで今後は企業が積極的にこのような環境教育への活動に取り組むことが期待されています。

またボルヴィックでも上記の出張授業だけでなく、
ホームページ上でも「お水の教室」というコーナーを設置し、
子供から大人まで一緒にお水を通じて環境や社会問題を学べるコンテンツを提供しています。
企業が積極的に環境教育に取り組んでいる事例といえるでしょう。

ソーシャルメディアとの融合

以前から、これら社会貢献活動とソーシャルメディアとの
相性はとても良いだろうと思っていました。

そして、ついに本格的なTwitter×ソーシャルマーケティングの取り組みが
ボルヴィクによってスタートしたようです。

screen

フォローすることによって社会貢献に参加できる!

誰でも気軽に社会貢献できる仕組みを作ってくれたボルヴィックに感謝です。
現地レポートなどの広報活動にもUstreamが活用される日も近いでしょう。
社会貢献を広く浸透させるためにソーシャルメディアは活用されていくと思うのです。


株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦
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2010年07月28日

危機管理の3つの視点(松下電器に学ぶ)

 企業経営には、多くの社会的リスクに直面することがあります。
製品トラブル、経営陣の不祥事、その他様々なリスクを抱えていますよね。
当然、企業はそれを「ルール」や「規約」などで防衛していますが、
そのリスクを完全に払しょくすることは不可能なわけですよ。

所詮、企業は人の活動によって成り立っています。
そして、人は過ちを犯すものなんです。
だから、企業は的確な危機管理の責任を果たしていかなければならないわけですね。

危機管理の好事例としては、松下電器産業(現パナソニック)が挙げられそうです。

2005年1月事故発生

松下電器製FF式石油暖房機による一酸化炭素中毒事故が起きました。
その後4月にかけて計3件の事故が起こったにもかかわらず、
その公表が4月になったことをマスコミは激しくバッシングしたようです。
当時、松下電器は自主回収作業を行っていたようですが、
その後11月に4件目の事故が発生し、経済産業省からリコール徹底の緊急命令を受けました。

松下電器は社会的な信頼を失い、大きなダメージを受けたように見受けられましたが、
その後の危機管理対応には目覚ましいものがあったと言われています。

徹底した危機管理対策

松下電器は当時の中村社長のリーダーシップのもと「FF市場対策本部」を立ち上げ、
対象約15万台を「最後の一台まで」全て回収するという方針を打ち出しました。

とにかくその時の活動は徹底していたようです。
対象機種を5万円で引き取るキャンペーンを展開、新聞やTVCMに50億円を支出、
急遽12月10日〜19日までの10日間はコマーシャルすべてを「回収告知CM」に差し替える。
いやぁ、徹底していますね!その間、他の商品の全てのCMがストップしたわけです。

また、社員が総出でガソリンスタンドや灯油販売店など6万店をローラー作戦で巡回、
社員自ら各家庭にチラシ配布142万枚、全国の全4900万世帯、事業所など1000か所、
6000万枚のDMを送付、街中各所に述べ32万枚のポスターが貼られたそうです。

この12月13日〜16日の間だけでも、動員された社員は6500人にのぼったと言われます。

市場からの評価は?

さすがに12月には一時的な業績ダメージがあったようですが、
この徹底した活動が功を奏して、同年度の売り上げ見込み8兆7200億円を
2月には8兆8400億円に上方修正するに至っています。
また、CM総合研究所の好感度ランキングでは、
この「謹告CM」は「企業姿勢にウソがない」という理由で2位と評価されました。
この結果が語るように、松下電器への社会的評価は
「反感」から「理解、協力」という風潮に変わっていったんですね〜。

松下電器は、対象機種の回収活動を5年経った今でも続けています。
現在も同社の公式ホームページでは謹告を掲載し、回収を呼び掛けているんです。

pana


危機管理に必要な3つのファクター

危機管理は、企業の重要な取り組みです。
前述の通り、リスクは発生することを前提として、
常日頃から対策を講じておく必要があるわけですね。

そこで、危機管理に必要な3つのファクターとして、
・リスク教育
・早期発見
・危機管理広報
 の視点から考えてみました。

リスク教育

まずは、常に一人ひとりの危機管理に対する意識啓発を図っておくことが必要ですね。
そもそもリスク要因は、トップから現場まで全ての社員に潜んでいるものですから、
そのリスクを低めるためには、全員の意識を高めておくことが不可欠なんです。
コンプライアンス、各種法的規制など、日ごろの社員に対する意識づけとともに、
必要な知識を習得する「リスク教育」を徹底することが望まれます。

早期発見

事前対応策を徹底しても、人為的なミスは起こります。
その場合、最も重要なことは「事態の早期発見」ですね。
起こってしまったリスクも、早期発見によって被害を最小化できるし、
早期に広報機能が働くことで外部対応策も綿密に計画できるはずです。

トラブルの早期発見をするために、リスク情報を素早く吸い上げるしくみを確立し、
それらを迅速に関連部署(特にトップ)に連携する情報ルートの明確化が必要です。

現場がなんとかトラブルの事実を内々で処理してしまおうという文化があるとすれば、
それが最大のリスクということになりますね!

危機管理広報

そして、社会に向けて適切に広報していくことが求められます。
危機管理広報活動における留意点をまとめておきましょう。

◆迅速な対応、発表

広報のタイミングは非常に重要な要素です。
社会的影響や市民感情などを考慮すれば、まずは問題を把握した段階で、
できるだけ迅速な対応とそれを公に発表することが求められます。

◆真摯に謝罪する

社会全体に迷惑をおかけしたことを真摯に謝罪する姿勢が必要ですね。
責任逃れや責任転嫁にも受け取られかねない対応をすることで企業としての姿勢が疑われ、
逆に市民感情を逆なでする結果に至ってしまった事例も数多くみられます。

◆事実を正しく公開する

また、事実情報が不明確なまま広報に臨むと、
「そもそもこの情報把握ができない企業だからこそ、こんなトラブルが起こるんだ」
という評価を下されかねませんよね。

前述の情報収集の仕組みをしっかり確立しておくことが企業の責任なんです。
事実と反する情報が流れてしまった場合、感情的に反論するのではなく、
きちんと事実情報を示し、正しく状況説明するスタンスをとることが必要です。

◆今後の対応策を明らかにする

そして最後に、今後の対応策を明確に示し、
責任ある企業としての姿勢を見せることが肝要ですね。
まだ十分な対応策を示せる段階でなければ、「今後の見通し」といったかたちでも構いません。
できるだけ情報開示することを心がけなければなりません。

まとめ

21世紀型の美しい企業は、社会的責任を積極的に果たしていく姿勢を持っているはずです。
危機管理、リスクマネジメントは、今後の企業にとって不可欠な取り組みですね。



株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦
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2010年07月26日

CSRとソーシャルマーケティング「ザ・ボディショップ事例」

昨今、「CSR」という言葉はすっかり定着しましたね。
しかし、その本質を体現している企業はまだまだ少ないように感じます。
今日は、CSRソーシャルマーケティングについて考えてみたいと思います。

今更ではありますが、CSRとは「Corporate Social Responsibility」の略で、
企業の「社会的責任」と訳されています。

そもそも企業は設立されたその日から一社会市民として
社会的な責任が生じているわけですが、
企業が社会的責任を果たしていくことに対する要請は
この数年で特に強くなっている風潮にあると感じます。

今後の企業経営では、その要請に応えざるを得ない状況でしょうね。

そこで、美しい企業の理念、価値観について考えてみましょう。
まず、自然派化粧品で有名なザ・ボディショップの事例を見てみましょう。

ザ・ボディ・ショップの価値観(バリューズ)

同社は、企業理念であるミッションステートメントで自らの存在理由を
「社会と環境の変革を追求して、事業を行うこと」と明記しています。

つまり創業時から「社会に貢献しながら事業を行う」という志を持っているんですね。

そこで、ザ・ボシ・ショップの「Values」と呼ばれている5つの理念を紹介します。

(1)AGAINST ANIMAL TESTING

同社は化粧品の動物実験を動物虐待行為でもあり、
その信頼性も低いとし、一貫して反対しています。
その取組みは、世界の主要な動物保護団体にも認められ、
それらが設定した厳しい基準「Humane Cosmetics Standard(化粧品の人道的基準)」を
初めて満たした企業となっているんですね。
<具体的な取り組み・成果>
動物実験反対キャンペーン
?国内で化粧品およびトイレタリー製品の動物実験禁止へ
?英国RSPCA(王立動物虐待防止協会)
2009年化粧品部門特別功労賞(Lifetime Achievement Award)受賞

(2)SUPPORT COMMUNITY TRADE

コミュニティトレードという言葉は聞きなれないかもしれません。
これは、支援を必要としている地域、経済的に恵まれない生産者と
原材料などの取引関係を継続的に築きサポートするプログラムなんです。

そして、顧客に対しても製品購入によって支援活動に参加しているという
意識啓発に取り組んでいるところは特筆すべきですね。
<具体的な取り組み・成果>
20カ国以上、25000人以上の人々から良質な原料や雑貨を仕入れ
(全原料の約1/10に相当、約7割の製品にコミュニティトレード原料が配合)

(3)ACTIATE SELF ESTEAM

セルフエスティームという言葉も私は初めて知りました。
セルフエスティームとは、自分自身を認め、良いところを発見し、
個性に誇りを持つ、、、そんなポジティブな生き方こそが本当の美しさだ訴えています。
2006年より、女性のセルフエスティームを守るため、DV根絶キャンペーンを展開しました。

<具体的な取り組み・成果>
DV(ドメスティック・バイオレンス)キャンペーンを世界的に展開し、
DV被害者をサポート。寄付金付きキャンペーンも展開

(4)DEFEND HUMAN RIGHTS

あらゆる人々の人権を尊重することは、道徳的な責任であるとして、
同社の価値観の基本としています。
特に、弱い立場の人々への人権尊重に積極的に取り組んでいるようです。
<具体的な取り組み・成果>
トラフィッキング(人身売買)反対キャンペーン
イエス!キャンペーン(エイズ啓発活動)

(5)PROTECT OUR PLANET

そして、最後が定番の「環境保護のテーマ」ですね。
再生素材を利用したパッケージを積極的採用にはじまり、
製品の原材料調達、製造、輸送、販売、廃棄物の処理まで、
地球環境への負荷の削減を目指しています。
<具体的な取り組み>
簡易包装促進、エコバッグ促進、環境配慮型容器
店舗にも、環境に配慮した木材、リサイクルガラスを使用
生態系を脅かさない栽培法によるパーム油使用

CSRに求められる基本精神

このようにザ・ボディショップは、ワールドワイドの視点で
大きな社会問題となっている5つのテーマに取り組んでいるわけです。
これは、「ソーシャルマーケティングの新たな姿」でも述べた

・献身的(見返りを求めない)
・持続的(すぐに止めない)
・独創的(横並びでない)
・本質的(表層をなぞらえない)
・全社的(個人に頼らない)


という視点をしっかり押さえていますね。
特に、しっかり理念に記され、一過性の取り組みではないことがわかります。
この基本精神が、本来のソーシャルマーケティングの成果を上げる要因です。
ここで言う「ソーシャルマーケティングの成果」とは、
 「企業的成果」と「社会的成果」の両面を指します。

 「企業的成果」とは、これらのメッセージが顧客からの持続的な支持をとりつけ、
売上やシェアに繋がっていくことでしょう。
また、中長期的にも、ブランドイメージにおける好感度を高め、
IRの視点からも株価を押し上げ、企業価値を高めていくことでしょう。

また「社会的成果」としては、顧客に対し社会的問題に対する意識を醸成するとともに、
誰でも手軽に社会的問題への取り組みに参加する機会を提供してくれます。

この両面の成果をもたらす活動が一過性のものに終わることなく、
ビジネスモデルの中にインストールされていることが求められていると思うのです。

CSRとソーシャルマーケティンに対する積極的取り組みと、
それを社会に向けてしっかり広報していくマーケティング活動が両輪となって、
企業の理念ビジネスモデルの中にしっかりとインストールされていくことが、
今後の企業経営に欠かせない時代となりそうですね。



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2010年07月08日

説得力ある企画提案書の8つの構成要素


「企画書の書き方がわからない」
「どうしたら説得力のある企画書が書けるのか?」


最近、そんな声をよく耳にします。

昨今のビジネスでは、企画提案書を作成する機会が増えているようで、
ビジネスパーソンとして、企画書を書くスキルが求められているようですね。

はじめのうちは、企画書を書くことは難しいと思いますが、
その基本となる「型」をマスターしてしまえば、
あとはその応用で大抵の場合は対応出来ると思うのです。

今回は企画書の基本ストーリーとして、
どのような盛り込むべきかを整理してみました。
提案の内容によってバリエーションはありますが、
この基本ストーリーをアレンジすれば、多くの場合適用できると思います。

基本要素は、以下の通りとなります。

(1) 現状認識
(2) 問題点指摘
(3) 目指すべきゴール
(4) 提供ソリューション概要
(5) 提案の特徴(独自性、優位性)
(6) エビデンス(証拠)
(7) 成果目標
(8) 実施計画(費用、スケジュール、体制)



square現状認識(事実情報に基づく)

まずは提案先となるクライアントの現状分析を行います。
今、どんな事業環境に置かれているのか?
業界環境は?競争環境は?現場の実態は?などなど、、、

ここはできるだけ事実情報を基に整理すると良いですね。


square問題点指摘


その現状認識をもとに、重要な問題点を指摘しましょう。
問題の構造も、結果(Output)系と原因(Input)系を整理して、
その問題の構造を明らかにすることが求められます。

例えば、
ネット通販部門は業績が良いのだが、人的販売部門の業績が悪い。
これは、Output系の問題点ですね。

その人的販売部門の業績低迷の原因を探るのです。
仮に、その低迷の原因が営業マンの提案力が弱いことが挙げられるなら、
これがInput系の問題点ですね。

直接メスを入れるべき問題点は、このInput系の原因を解決すべきです。


square目指すべきゴール

では、その営業マンの提案活動として、目指すべき姿を描きましょう。
できれば、きめ細かく営業マンの行動を分解して描きます。

例えば、
・顧客ニーズのヒアリングスキル
・様々なナレッジを共有するしくみ
・営業提案書の作成スキル

この3つであらわされるゴールを提案するわけです。


square提供ソリューション概要

その目指すべきゴールを実現するために、
自社が提供できるソリューションを具体的に示します。

顧客ニーズのヒアリングスキル
−> 基本スキル習得のための研修トレーニング

様々なナレッジを共有する仕組み
−> ナレッジマネジメントのシステム

営業提案書の作成スキル
−> 個別案件に対して顧問契約によるアドバイサリーサービス


といった3つの課題に対してサポートするための具体的なソリューションを
提供概要、おより実施詳細内容について、説明することとなります。


square提案の特徴(独自性、優位性)

その上で、自社のサービスの特徴、他社にはない独自性、優位性が
どこにあるのかを明確に示すことになります。

「なぜ我社なのか?」を明示することがカギですね。


square成果目標(顧客メリット)

その結果として、得ることができる提案先のメリットを示しましょう。
例えば、成約率を30%から50%に引き上げると言った目標を示せると良いですね。

目標は、できるだけ具体的で、定量的に示せることが理想的です。


square実施計画(費用、スケジュール、体制)

そのソリューションを導入するための計画をできるだけ具体的に示しましょう。

ソリューション導入のために必要な準備は何が必要か?
導入までにどのようなスケジュールで準備するのか?
導入のための費用やランニングに際してどの程度の費用がかかるのか?


squareエビデンス(信頼できる証拠)

最後に、自社のプログラムが成果につながるであろう証拠を示したいところです。
確たる証拠とは言えなくても、これまでの導入事例やその成果実績などを示せると
非常に説得力のあるものになると思います。


-----


いかがでしょうか?
皆さんのビジネスでも概ね適用できそうなシナリオではありませんか?
ややイメージが異なるとしても、多少アレンジをすれば、
企画提案書のひな型として使える「基本シナリオ」になるのではないでしょうか?

実は、この内容は某クライアントで実施する企画提案トレーニングの
エッセンスとして整理してみました。

皆さんの企画書の品質を高めるための一助になれば幸いです。
ご参考までに、、、


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2010年06月28日

セルフブランディングのすすめ!


squareセルフブランディングの4つの条件

以前、セルフブランディングのお話しをしました。
これってビジネスパーソンにとって関心のあるテーマです。

しかし、ブランド化されたビジネスパーソンってどんなヒトでしょう。

私なりに考えたのは、以下の4つの条件です。

(1) 明確なフィールド(得意分野)を持っていること
(2) その領域で高いスキルを持っていること
(3) 独自の価値を創出していること
(4) 自分自身がプロフェッショナル意識を持っていること


しかし、この4つの条件を満たすことはとても難しそうですね。

その実現にもステップがありそうです。


square【Step1】自己の視点

まず、自分自身がブランド化を自覚し、
進化している実感を感じることから始めると良いですね。

まずは、自分のフィールドを定めること。
ただ、ここであまり肩に力が入ってしまうと、
「自分の専門分野はここで良いのだろうか?」
「他にも自分に適したフィールドがあるのではないか?」

などと迷いが生じやすいようです。

私は、そんな方とお話しする時は、
「半年限定で、パーソナルテーマを決めよう!」
アドバイスすることにしています。
半年と聞くと、結構気持ちが楽ですよ。(^^)

そして、そのテーマにプロ意識を持ち、
スキルアップにとりくみ、価値創出できるよう努力する、、、
まだまだ発展途上ですから、努力だけでも十分です。

その結果、自分で少しでもスキルアップしていると感じられれば、
この上ない喜びを感じることができると思います。
少なくとも私は、そうありたいと思っています。


square【Step2】他者の視点

そんな自己の視点を超えて、他者からも評価されれば、
これはさらにブランディングが進んでいると考えられそうですね。

「あの人はこの分野には詳しい」 (フィールドの明確化)
「こんなスキルを持っている」 (高いスキルレベル)
「あの人の話はとても参考になる」 (独自の価値創出)


他者といっても、自分に近い身の回りの人から評価されるだけでも嬉しいですよね。
さらに、社内で「あいつに聞けば、ヒントがもらえる」と有名になればなおベター。
できれば、社外人脈でも、「あの会社のあの人は有名」と評価されれば最高です。

square【Step3】現実の視点

最後のステップでは、自分で感じるだけでも、他人から評価されるだけでなく、
現実にそれが達成しているかどうかという視点です。

つまり、厳然たる事実として、特定のフィールドで、
明らかに高いスキルを持ち、成果を出していること、、、

この領域に達するのはとても困難ですが、
ここまで来てはじめて「本物のブランド化された人物」と言えるのかもしれません。


square個人もブランド化すべき理由

しかし、ここではStep3のモンモノになれるか?どうか?ということよりも、
それを目指すことの重要性をお話ししたいのです。


ビジネス上のキャリアを考える際、私が最も重要視したいのは、
「本当にやりたい仕事に取り組むこと」、
「本当に動機づけられるテーマを持つこと」なんです。

発展途上にある「Step1」や「Step2」でも、
本人にしてみれば、十分動機を感じることができるでしょう。
その動機を持ってひとつのテーマに取り組むことをお勧めしたいですね。

Step3の「現実の視点」で感じられる満足は何でしょうか?
おそらく、専門フィールドで高いスキルを用いて生み出された価値は
対価を生み、収入につながるに違いありません。

ってことは、マズローの欲求五段階説にもとづけば、
「安全欲求」に相当するわけです。
この安全欲求は必ずしも現代人にとって、
さほどレベルの高い欲求ではないわけですよね。

Step2の「他者の視点」については、
他者から認められるという「承認欲求」に相当します。
これは、安全欲求よりはレベルがあがり、より強い動機づけになる可能性があります。

Step1の「自己の視点」こそが、最上級に位置づけられる「自己実現欲求」であり、
これにより、最も強い動機づけにつながりそうです。


もちろん、人それぞれ動機の感じ方は様々でしょうが、
この「自己の視点」によって「自己実現欲求」を満たすために、
ひたすら「ブランド化」に取り組むことは、とても大切だと思うのです。


リクルートによる新入社員に対する調査で、
「あなたはなぜ仕事をするのですか?」という問いに対し、
1位はかろうじて「安定収入」という回答でしたが、
2位「自己キャリア開発」
3位「将来の目標への足がかり」
4位「専門性を身につける」

と、多くの方が「自己の成長」を挙げていることも、
この自己実現欲求が仕事の重要な動機付け要因であることを物語っているようです。


squareまとめ

多くの方にとって、多くの時間を仕事に費やしています。
その多くの時間を豊かに過ごすことは大切ですよね?

豊かなキャリアを創るために、
動機を感じるテーマを見出し、
そのフィールドでのブランド化を目指すことをお薦めしたいところです。

セルフブランド


あらためて、自問自答してみて下さい。

(1)明確なフィールドを持っていますか?
あるいは、持ちたいと思っていますか?

(2)その領域で高いスキルを持っていますか?
あるいは、持ちたいと思っていますか?

(3)独自の価値を創出していますか?
あるいは、創出したいと思っていますか?

(4)自分自身がプロフェッショナル意識を持っていますか?
あるいは、持ちたいと思っていますか?


そして、是非ブランド化を目指して下さい。



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